5月17日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、2025年参院選の注目選挙区として「埼玉選挙区」を特集！主要政党からはすでに現職や新人が立候補を予定しており、改選定数4の埼玉県選挙区は早くも激戦の様相を呈しており、その動向が注目されます。
公開日時点では、自由民主党・現職の古川俊治氏、立憲民主党・現職の熊谷裕人氏、公明党・現職の矢倉克夫氏、日本共産党・現職の伊藤岳氏、国民民主党・新人の江原久美子氏、参政党・新人の大津力氏の6人が、公開後にれいわ新選組・新人の桜井奈々絵氏、NHK党の山田信一氏も立候補を表明しました。
自民党の古川氏は医師、弁護士、大学教授、国会議員という異色の経歴で、2013年参院選では埼玉県選挙区で初めて100万票超えを獲得した実力者です。今回は自民党候補として一本化され、有利な立場と見られます。
立憲民主党の熊谷氏は、元さいたま市議でさいたま市大宮区を地盤としています。前回の参院選では、党最高顧問の枝野幸男衆院議員の地元である大宮区で平均を大きく上回る得票率を獲得しており、その地盤の強さが鍵となります。
公明党の矢倉氏は、国際弁護士や財務副大臣の経験を持つ現職です。埼玉県内では非常に多くのポスターが見られ、組織票を固めている様子がうかがえます。
公明党代表は、定数4のうち自民、立憲、国民の3議席は既に固く、残る1議席を公明と共産が争う構図だと発言しており、公明党は共産党への批判を強めています。
日本共産党は2019年参院選で21年ぶりに埼玉選挙区で議席を獲得した現職の伊藤氏を擁立。伊藤氏にとっても2001年以降、衆院選や参院選で7回落選した末の当選であり、党としても何としても維持したい議席です。
国民民主党からは埼玉県議の江原氏が立候補を表明。元埼玉県知事で国民民主党会派に属する上田清司氏も支援に回っています。出身地の県北部の地域票に加え、党勢によって都市部での得票可能性も見込まれています。
れいわ新選組の桜井氏は埼玉県三芳町の出身で、介護と農業の現場から日本の社会を立て直すと訴えています。同党幹事長の高井たかし衆院議員の地盤で、議席獲得をうかがいます。
参政党新人の大津氏は元飯能市議で、前回は比例代表での立候補でしたが、今回は選挙区に挑戦します。飯能市などオーガニックや自然への関心が高い地域との相性が良いとされ、教育問題などもアピールポイントです。
NHK党の山田氏は草加市出身で、同党の浜田聡参院議員の公設秘書を務めています。国政政党への復帰を目指します。
今回の選挙の最大の注目点は、自民、立憲民主、国民民主の3党候補が先行する可能性が高いとされる中で、最後の1議席を巡る争いの行方です。また、立憲民主党と国民民主党のどちらが上回るかも、政党の勢いを占う上で見どころとなります。特に、立憲の熊谷氏の地元である大宮周辺のエリアで、国民民主党がどれだけ食い込めるかが両党の力関係を測るバロメーターとなりそうです。 さらに、まだ候補者を擁立していない政党による候補者擁立の動きが活発化すれば、選挙戦の構図に大きな影響を与える可能性があります。候補者が乱立すれば、特定の候補者の票が分散する可能性も指摘されています。
各候補者の戦略、政党間の連携、そして有権者の選択が、埼玉選挙区の行方を左右することになりそうです。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください！
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