
選挙ドットコムが2024年11月17日投開票の兵庫県知事選挙に合わせて実施した「兵庫県知事選挙2024投票マッチング」はサイトをオープンした11月5日から19日までの2週間に約6万回ご利用をいただきました。このコラムでは、投票マッチングの最終集計結果を発表します!マッチング率が高かった候補者は?そして、関心が寄せられた政策とその賛否は?
まず、今回の利用者層を紹介します。
年代別にみると、多い順に「30代」が24.6%、「40代」が24.3%、「18歳~29歳」が22.1%でした。
支持政党は「支持する政党はない」が最多で61.5%を占めました。
男女別では、男性が54.0%、女性が38.7%、「回答しない」が6.9%、その他0.4%でした。
投票意向をみると「必ず投票にいっている」70.4%、「たまに投票にいく」21.6%、「投票に行っていない」8.0%の順でした。
今回の投票マッチングは若年の「無党派層」に多く利用していただきました。
回答者のうち兵庫県在住の18歳以上の「有権者」の利用割合は約7割でした。有権者に絞った際の関心が高い政策やマッチング率が高かった候補を見ていきましょう。
まず、投票マッチングでは、利用者にとって「重点度が高い」質問項目を3つ選択してもらっています。その上位の結果は以下の通りになりました。
- 「少子化対策と高齢者福祉を比較した場合、少子化対策を優先して予算を使うべきですか?」73.3%
- 「斎藤知事による県政を評価しますか?」40.1%
- 「県の外郭団体を縮小すべきですか?」35.9%
- 「県庁舎の規模を現行より縮小すべきですか?」35.2%
- 「県立大学の授業料無償化を継続すべきですか?」30.8%
男女別にみると、重視する項目は共通していましたが順序が異なりました。

最後に、今回の投票マッチングで利用者とマッチングした候補者は当選した斎藤元彦氏で29.2%でした。次いで、福本繁幸氏が24.2%、稲村和美氏が19.0%、大沢芳清氏が16.5%、清水貴之氏が4.9%、立花孝志氏が4.0%、木島洋嗣氏が2.2%でした。
最後に、関心が高かった政策に関する利用者と政党の賛否を紹介します。
「斎藤知事による県政を評価しますか?」の回答状況は賛成が42.7%、やや賛成は24.3%、中立は15.0%、やや反対は10.3%、反対は7.5%、わからない0.1%。「賛成」と「やや賛成」を合わせて約7割に上りました。各候補の意見は以下の通りでした。
以上が、兵庫県知事選挙2024投票マッチングの結果でした。
投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、当選後に新たなリーダーが政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。
今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの兵庫県政をみると新しい発見があるかもしれません。
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