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石丸伸二氏登場!東京都知事選のネット戦略を暴く!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2024/7/30

選挙ドットコム編集部

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YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2024年7月19日に公開された動画のテーマは……石丸伸二165万票ネット戦略を暴く!

ゲストは、元安芸高田市長の石丸伸二氏とJX通信社代表の米重克洋氏です。

7月7日に投開票された東京都知事選において、政党や組織の支援を受けずに165万票を集めた石丸氏に、戦略を赤裸々に語っていただきました。

【このトピックのポイント】

  • 石丸氏の関連動画の再生回数は2億回!その秘訣とは?!
  • 切り抜きやすい言葉よりも、大切にしていることはコレだ!
  • ネット選挙の行方を変えた石丸戦略とは?!

テレビ・新聞がダメならYouTubeで露出を!

MC千葉佳織「連日メディアに引っ張りだこですね!」

石丸伸二氏「おかげさまで、いろんなところから、質問なんかもいただく……(苦笑)」

米重克洋氏「先日の【愚問】の折は、大変お世話になりました……」

三人で顔見合わせて、爆笑!そのわけは……。

開票当日のTBSテレビ選挙特番に出演していた米重氏。

中継で繋がった石丸氏に「ご自身の中で善戦したという受け止めなのか、嬉しいのか」という主旨の質問をした際に、石丸氏から「愚問ですね」と返答された経緯がありました。

石丸氏「あれ、悩んだんですよ。どの言葉を使おうか……」

4月に選挙ドットコムに出演した際に石丸氏は、米重氏と面識がありました。

今後もどこかで会う機会が必ずあると考え「この場は響きのいいやつを使おう」と、愚問というワードを使ったと石丸氏は語りました。

米重氏は「いやもう、めちゃくちゃびっくりしました……」と振り返り「もう和解したので、是非、ファンのみなさんもご安心いただければ」と笑っていました。

東京都知事選で石丸氏は、165万票を獲得しました。

MC千葉「やはり、戦略はかなり考えて、臨んだのでしょうか」

石丸氏は「当選を目指して、何ができて、できないのか。それをものすごく考えて、行った選挙運動でした」と語りました。

米重氏が代表を務めるJX通信社では、石丸現象が起きることを予測し、候補者を支持する上で参考にした媒体や政治的な傾向などの調査を実施。

「候補者を支持するうえでYouTubeを参考にした?」という質問では、石丸氏に投票した方の半分近く小池さんと蓮舫さんはせいぜい1割ぐらいという結果でした。

このデータを見た石丸氏は「戦略がまさにここに表れている」とコメント。

テレビと新聞が使えないのはわかっていたので、残った道はネット、YouTubeしかなかったというのが正確」と述べました。

米重氏は「今までこのYouTubeなどのネット選挙を通じて、これだけ高い得票率、多くの得票を得た候補者はいなかった」と解説します。

今までネット選挙は、特定のイデオロギーや政策に賛成している人を拾い集めるツールとして使われていました。

しかし今回は「特に右か左か、与党か野党かなどではなく、横断的に支持を広げていくという上で、YouTubeがすごく機能した初めての選挙となった」と言及。

米重氏「石丸さんの選挙は、各党、各議員が驚いて受け止めてるんじゃないかな」

石丸氏が語るキラーフレーズより大切なこと

都知事選の戦略は、限られた露出の機会で「最大限、自分の存在感を示す。それに尽きます」と石丸氏は語りました。

「政治屋の一掃」などのキーフレーズを討論会で切り出していた石丸氏。

石丸氏「『いかに響く、そして、深く刺さる言葉を使えるか』ということを徹底した」

米重氏「切り抜き動画がかなり拡散していくことが、石丸さんの動画の大きな特徴でした」

切り抜き動画に関して石丸氏は「自分達が一切関与してないところで、自然発生的にいろいろな動画が生まれ、それが再生数を回していくという現象が、今回特徴的だったかな」とコメントしました。

MC千葉は「切り抜きやすさを意識したのかどうか」を質問。

石丸氏は「めちゃくちゃ意識している」と回答しました。

続けて石丸氏は、切り抜きやすさよりも、もっと手前にある「聞きやすい、理解しやすい」ように「主張があって、なぜなら」という構文を大事にして話したと解説。

石丸氏「その結果、切り抜きやすく、編集するとき楽なんじゃないかなって勝手に思っています(笑)

石丸氏本人が、都知事選の戦略を解説!

石丸氏は、東京都知事選の特徴を「知名度勝負」とコメントしました。

「知名度を上げるために既存のマスメディアに頼れないとなると、ネットメディアしかなかった」と振り返ります。

ネットには 「マスメディアにはない『拡散力、伝播してしていく力』。投票行動だけではなく、『誰かに伝える』という今までにはない流れがあった」と石丸氏は選挙選を振り返りました。

続けて、MC千葉は、街頭演説の数についての戦略を尋ねました。

石丸氏は「できることを全部やるという大前提」で「どうやっていくかをかなり考えた」と語ります。

その結果、街頭演説の1番いいだろうという最適解が「1回あたりの時間を短くして回数を増やす」ことだったと言及。

都知事選では、1日10カ所以上、17日で200か所以上もの街頭演説を実施。演説時間は、長くても20分、できれば15分前後に区切り、数多く回る戦略を取ったと、石丸氏は解説しました。

石丸氏の演説を聞いたMC千葉は「最初の自己紹介、政策、最後の一言」とアナウンスが入り「飽きさせない工夫」が印象的だったと語りました。

石丸氏は「その通り、大正解です!」と満足そうな笑顔。

街頭演説を「いかに楽しく見てもらうか」を考えた時に、15分喋りっぱなしは絶対だれる。「テンションを最後に向けて上げきるために、 ホップ、ステップ、ジャンプと3段階に分けた」と解説しました。

米重氏は「政治取材歴が長い方が『その昔、田中角栄さんも、同じように、辻説法スタイルで、 短く、あちこちで繰り返しされてた』とおっしゃっていました。オールドスタイルの演説手法は、意識されましたか」と質問。

石丸氏は「実は、その田中角栄さんの手法は、全く意識してなくて……。単に、何が1番いいかっていうのを考えた結果です」と答えました。

ゼロベースで考えたら、1時間の演説なんか付き合わされる方が酷」だと語る石丸氏。
相手の満足度を高めるってのは当たり前のサービス」と話し、「その視点が政治にないからダメなんだろうな」と語りました。

MC千葉「ちなみに、石丸さんのキャッチーな言葉は事前に考えるのでしょうか

石丸氏は「考えてるものもありますけど、その都度その都度」と回答。

やっぱりライブなので。その現場の空気に合わせて言葉を紡がないと響かない」と。
用意していた言葉を語ろうとすると、聴衆とシンクロしないこともあり、言葉は、現場で練る方がいいと語りました。

また、同じことを喋る場合も「ちょっとずつフレーズの表現を変えるのは心掛けた」と語る石丸氏。「どういう人が目の前にいるか、どういうノリかで、言葉の硬さ、柔らかさを変えた」と振り返りました。

MC千葉「地上とネットがうまく融合したのは、初の事例に近いのではないでしょうか

米重氏は、街頭活動の数が増えた結果、2次的に拡散しやすい「短い演説」という「フォーマット」が出来上がった。その結果、地上戦とネット地盤のアプローチの両方が噛み合い、動画の再生回数や得票数に繋がったということが、この短い時間の話の中でもよくわかったと、まとめました。

今後、選挙のやり方は変わっていくのでしょうか?

米重氏は、ここ数年ネット選挙で少しずつ議席を取る候補者が出てきて、「少しずつ変わりつつあるな」というところに「ドーンと石丸現象と言われるものが起きた」と解説。

米重氏「今後の選挙に与える影響非常に大きいと思いますし、いろんな人がこれから研究していくんじゃないかな

MC千葉「研究対象になるかもしれない石丸さんはどうお感じですか」

石丸氏は笑顔で「嬉しいですね」と即答。

「むしろどんどん研究して、より良い選挙をみんなで生み出していってほしいです」と。

続けて石丸氏は「ぜひ真似できるところはどんどん真似してもらって、改良できるところもある」と話し、「日本の政治がどんどん良くなっていくのかな」とコメントしました。

米重氏「有権者の関心も高まっていくと。まさに狙い通りということですね!」

動画本編はこちら!

石丸氏が、自身の東京都知事選の戦略を徹底暴露!アノ時のアノ発言の意図とは?!

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