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2024年3月最新意識調査!自民党支持率底打ちか?政権交代の可能性は?岸田総理が巻き返すには?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2024/3/22

選挙ドットコム編集部

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YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2024年3月19日に公開された動画のテーマは……2024年3月ハイブリッド調査!

毎月恒例の電話とネットのハイブリッドで行う最新調査結果をご紹介します。

ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、最新の政党・内閣支持率などの意識調査の結果について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・自民党支持率、内閣支持率ともに横ばいで推移
・自民党支持率低迷が続くも政権交代の機運はなし
・自民党内への対応次第で岸田総理に巻き返しのチャンスか

政党支持率調査結果

2024年2月(前回)の政党支持率

前回の調査では自民党の政党支持率が下落。1月から2月にかけて吹いた逆風の影響が内閣以上に自民党に強く表れた調査でした。

それから、今回の調査までの期間にあった主なトピックはこちら。

・令和6年度予算が衆議院を通過
・衆議院と参議院で政治倫理審査会が開催
・自民党青年局で「不適切な懇親会」

この中で印象的なものとして、米重氏は政治倫理審査会の開催に言及。一連の政治資金をめぐる問題に深く関わったとされる政治家の説明責任を果たす場であるものの、出席者はあいまいな回答に終始しており、責任が果たされたとはいえない状況です。

さらにそこに自民党青年局の「不適切な懇親会」が判明し、自民党にとって厳しい1か月となりました。

MC千葉佳織は日経平均株価が史上最高値を更新したことに言及しましたが、米重氏によると日経平均は一部の銘柄の動きでしかなく日本経済をはかるものではないとのこと。支持率への影響はあまりなさそうです。

これらのトピックを踏まえ、3月はどのような政党支持率になったのでしょうか。

2024年3月(今回)の政党支持率

米重氏「まあ、横ばいってことですよね」

自民党の支持率は電話調査で0.3ポイント、ネット調査では0.9ポイント増加しましたが、米重氏は横ばいと評価。

非自民の追い風を受けて立憲の支持率が上がっているようにも見えますが、こちらも小動きで実際に支持率が上がったとは言えない動きの幅となっています。

米重氏は「野党に対して一気に期待がぐっときて政権交代か、みたいな機運にはなっていない」とコメントしました。

自民党への逆風は相変わらず吹き続けているものの、新たな材料が出てこない限りはここが自民党支持率の底と言えそうです。

2024年3月の内閣支持率の推移

内閣支持率も自民党支持率と同様、前月に比べると小さな動きとなりました。

米重氏によると、自民党支持層における内閣支持率は前月も今月も半数ほどに上り、逆に不支持は3割未満とのこと。

公明党支持層では内閣支持率・不支持率ともに3割弱とのことで、「与党支持層ががっちり政権を支えている状況ではないが、岸田さんが悪いからおろせという水準でもない」と分析しました。

自民党のなかでも岩盤支持層と言われる強固な支持層の存在が支持率の維持につながっているという状況のようです。

内閣支持率の低迷が続くなか、4月には衆院補選が行われます。

告示まで1か月を切っても候補者が出そろわない状況に「自民党が厳しい状況であることの裏返し」と米重氏。「補選の結果次第で自民党はもちろん、公明党も含めてこの体制でやっていけるのかということになりかねない危機的な状況」と解説しました。

MC千葉「補選が行われた後というのは内閣支持率とか政党支持率は変化がみられるものなんでしょうか?」

MC千葉の問いに対して、米重氏はもし衆院補選で自民党が0勝となれば、自民党支持層が岸田総理を党の顔として認めないような数字が内閣支持率・政党支持率として出てくる可能性があると指摘。

数字によっては岸田総理が総裁選不出馬に追い込まれる可能性もあるとのことです。

ただ、岸田総理の政倫審への出席をポジティブに評価している世論も一定あり、岸田総理への評価と自民党に対する評価は必ずしも一致していないという現状があります。

今後、自民党に対しいかにリーダーシップを発揮し、どのような対応を取るのかによっては岸田総理にとってはまだまだ巻き返しのチャンスがあると言えるかもしれません。

次期衆院選比例投票先

MC千葉「こちらも小動きですかね」

次期衆院選比例投票先については、どの政党も大きな動きは見られませんでした。

電話調査で自民党が19.1%、立憲が18.9%と両党が競る状況が続いています。

比例投票先を無党派層に絞ってみると、立憲の数字が前月に比べてやや下がっているようにも見えますが、母数が少ないということもあり米重氏は誤差の範囲内と解説。

無党派層は非自民を選ぶ傾向があるものの、それに輪をかけて非自民的な傾向が強いと分析しました。

ただ、自民党の勢いがかなり弱まっているものの、立憲や維新の勢いがそこまで高まっているわけではありません。

米重氏は「野党が現政権にかわる選択肢としての期待を受けているとは言えない」としめくくりました。

動画本編はこちら!

比例投票先で自民と立憲が再度並ぶ!政権交代の可能性は?

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調査概要

調査は令和6年3月16日(土)と17日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で983件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。


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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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