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2023年8月11日に公開された動画では、ゲストに前大阪市長の松井一郎氏をお招きし、最初に描いた維新のビジョンについて語っていただきました。
最初から野党第一党は考えていた?
【このトピックのポイント】
・政党は政策実現の手段。規模を大きくすることは考えていなかった
・政策実現のためには首長選挙も重要。他党との相乗りでは「改革はできない」
・12年にわたる大阪府・大阪市の改革で退任時は有権者から「ありがとう」の声も
松井氏のプロフィールは以下の通りです。
39歳の時に父親から言われた「自分のことがうまくいったら、ちょっと世の中のために働けよ」という言葉が、政治の道に進むきっかけとなったと松井氏。
それまでは仕事が楽しく、大阪府議の息子であったものの政治家になることはまったく考えていなかったとのことです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして松井氏に回答していただきました。
大阪維新の会設立から10年以上が経ち、日本維新の会は次期衆院選で野党第一党を目標に掲げています。
MC鈴木邦和「正直どうですか?ここまで大きくなると思ってましたか?」
松井氏「いやいや、大きくしようとも思ってなかった」
政党は政策を実現するための道具、あるいはチームであり、政党の将来については考えたことがないと松井氏。次期衆院選で野党第一党を目指し、その先の政権獲得についても政策実現のための手段だと語りました。
松井氏「目標は国民の皆さんと約束したことを実現する、それだけよ。それがぶれれば維新もなくなるんじゃないの」
大阪府内では府知事、大阪市長をはじめ各市町村でも公認首長を誕生させ、政策を実現することで強い支持を集めてきた維新。一方で首長を取れなければ、なかなか第一歩が踏み出せないというジレンマもあります。
そのことについて問うと、松井氏は予算編成権を持つ首長の重要性に言及。「首長選挙は厳しいけど戦わないと」とコメントしました。
他党がたびたび相乗りで候補を擁立することについては「いい加減で信用できない」とのこと。主張の異なる政党が対維新を目的として団結することに対し「政治家の身分を見直されたくないから」と批判しました。
また、維新が他党と相乗りすることについても松井氏は「(改革は)絶対にできない」と否定的です。例えば、立憲の推薦があると、自治労がポスター貼りや街宣車といった選挙のサポートに入ります。
「彼らが下支えをするのは自分たちの身分を良くしていきたいから」と松井氏。改革の阻害要因となる可能性に言及しました。
維新は大阪で大きな反発を受けつつも、職員の給与や退職金の削減といった改革を断行。橋下府知事以前は11年連続赤字だった大阪府の財政の改善に努めてきました。
4月の統一地方選挙では、松井氏は有権者から感謝の言葉を受けることがあったそうです。それは12年にわたる改革の中で有権者の暮らし向きが良くなったことを示すものでした。
また、それによって市の職員もリスペクトされるようになり、職員のやりがいにつながっていると松井氏。かつて大阪市役所に対するデモがあった過去からすると、これは大きな変化です。
松井氏「12年間で改革をやり、財源を作って施策を拡充していくと、本当に市民の皆さんから反応が良くなる。これがやりがいでしょう」
MC鈴木「民間もそうですけど、お金も大事ですけど仕事の誇りとかやりがいとかもすごく大事ですよね」
政治の原動力は「怒り」!松井氏が怒りを燃やし続けた理由とは?
今週の選挙ドットコムちゃんねるは火曜日21時、水曜日から日曜日は18時に公開!
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