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最新世論調査!2022年10月の政党支持率・内閣支持率・次期衆院選比例投票先は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2022/10/20

選挙ドットコム編集部

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YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2022年10月19日に公開された動画のテーマは……電話調査&ネット調査 政党・内閣支持率ハイブリッド調査!

ゲストにJX通信社の米重克洋氏をお招きし、最新の意識調査結果から見える世論の動きについて語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・政党支持率に大きな変化はなし。臨時国会での野党共闘も支持率変動の要因にならず
・内閣支持率は下げ止まりの傾向を見せる。自民党支持層が内閣支持率を支える
・次期衆院選比例投票先では自民党が増加傾向。野党が国民にメッセージを伝えられていない状況が浮き彫りに

政党支持率調査結果

2022年9月(前回)の政党支持率

2022年9月の調査では1ポイント以上支持率が増減した政党はなく、米重氏は「凪の状態」とコメント。

旧統一教会の問題で下落傾向にあった自民党の支持率も落ち着きを見せていました。

その前回調査から今回調査までの間にあった主なトピックは以下の通り。

・臨時国会開幕
・円安進行
・旅行支援開始
・岸田首相 旧統一教会への調査を表明

これらのトピックは支持率にどのような影響をもたらしたのでしょうか?

2022年10月(今回)の政党支持率

最新の政党支持率調査結果はこちら。

千葉氏「あまり大きな動きは見られないですかね」

山本氏「ワーワー騒げない感じですね」

米重氏は「自民党の支持率が一定の水準を保つ一方で、野党は自民党不支持の受け皿になれていないという傾向がほとんど変わっていない」と分析。

千葉氏は立憲民主党が電話調査で1.7ポイント、ネット調査で0.8ポイント増加している点に注目しましたが、米重氏は「誤差の範囲と見ることもできる」と慎重な見方を示しました。

山本氏は臨時国会での立憲と維新の共闘が支持率にもたらす影響について言及。それに対し米重氏は「共闘問題で支持を変える人は、よほど政治に興味がある人たち。支持率に大きく影響するところまでいかない」と解説しました。

山本氏「今回の結果で喜べる政党はないってことですね」

2022年10月の内閣支持率の推移

最新の内閣支持率に関する調査結果はこちら。

前回に引き続き「強く支持する」「どちらかと言えば支持する」が減少している傾向はあるものの、その下がり幅は小さくなっています。

米重氏は「下げ止まりの傾向にある」と分析。現時点で岸田内閣を支持する理由として米重氏は「自民党を支持するから岸田内閣を支持する」といった政党支持と連動している可能性に触れ「自民党支持層が崩れない限り内閣支持率も大きく割り込むことはないだろう」と分析しました。

推移を見ると2022年7月から2022年9月にかけて大きく内閣支持率が下がってるのが分かります。

米重氏は支持率の推移には無党派層の動きが重要とし「(支持率を30%程度まで下げた時は)流動性の高い無党派層で大きく支持を減らし、(そのうえで)自民党支持層の一部でも支持を減らしたが下げ止まったのが直近の内閣支持率の動き」と解説しました。

次期衆院選比例投票先

次期衆院選の比例投票先に関する調査結果はこちら。

政党支持率、内閣支持率が下落傾向にある一方で比例代表投票先に関して自民党は電話調査で1.7ポイント、ネット調査では2.4ポイント増加しています。

この結果に対し米重氏は、野党が自民党不支持の受け皿になりきれない状況に言及。「”内閣は支持できないけど自民党支持層として残っている有権者の数の多さが特に電話調査で現れている」と分析しました。

現在行われている臨時国会で野党が支持を獲得する方策については、旧統一教会問題で与党の支持率を削る一方で、与党と協力して金融危機を乗り切るための法案を通すといった「野党が将来政権を担う力があることを示す見せ場を作ることが必要」とコメント。

米重氏は現状の調査結果を踏まえ「今は国民にうまくメッセージが伝えられてない」「与党や政権の体力を奪うことはできているかもしれないが、自分たちの得点になっていない」と続けました。

千葉氏は共産党が電話調査で2.6ポイント増と投票先として支持を得ている点に注目。この点について米重氏は、与党を支持しないという人にとってアンチ的な選択肢として選ばれている可能性に言及しつつ「もう少し長く見てみないと分からない」とコメントしました。

「支持政党なし」と比例代表投票先のクロス集計では、これまで下落傾向を続けていた自民党が少し回復しているのが分かります。

維新が立憲をわずかに上回る傾向は6月後半の調査以降、継続しています。

推移を見ると8月から9月にかけて無党派層の中で自民党の支持が大きく下落しており、同時期の内閣支持率ともある程度連動しているとも見ることができそうです。

今後自民党が投票先として支持を上げていく場合に数字を下げる政党について米重氏は「無党派層のなかでは特定の党はなく野党からまんべんなく削っていくだろう」と推測しました。

動画本編はこちら!

内閣支持率はとうとう下げ止まり?岸田内閣を支持している層を米重氏が解説!

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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