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今から知っておきたい!参院選2022の全国比例の仕組み

2021/12/1

選挙ドットコム編集部

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2022年の夏に行われる予定の第26回参議院議員通常選挙(以下、参院選)。2021年10月には衆議院選挙が行われましたが、そこから約半年あまりで次の国政選挙となる参院選が行われることになります。

本記事では、参院選の仕組みのうち「比例代表選挙(全国比例)」を中心にご紹介します。

参院選の選挙方式は2種類「選挙区」「比例」

参院選の選挙方式には2種類あり、「選挙区選挙」と「比例代表選挙」です。
衆院選でも小選挙区と比例代表の2種類の選挙方式がありますが、衆院選と参院選で内容は異なります。
衆院選の小選挙区は全国に289ありますが、参院選の選挙区はおおむね都道府県ごとの45選挙区からなります(全国47都道府県のうち徳島・高知、鳥取・島根がそれぞれ2つの県で1つの選挙区を構成しています)。

また、衆院選の比例代表選挙は全国11ブロックに分かれていますが、参院選の比例代表選挙は全国区のみです。そのため参院選の比例代表選挙は「全国比例」「比例全国区」と呼ばれることもあります。

そのため、投票用紙も2種類あり、選挙区選挙の投票用紙にはその選挙区の候補者名を、比例代表選挙の投票用紙には比例代表選挙に立候補している候補者名または政党名を書く必要があり、比例の投票用紙に選挙区の候補者名を記入したり、選挙区の投票用紙に政党名や選挙区の候補者名を記入するの無効票となってしまうので注意しましょう。

参院選の比例代表では「候補者名」または「政党名」のどちらかを書ける

衆院選の比例代表選挙ではブロックごとに「政党名」での投票しかできないのに対して、参院選の比例代表選挙では「候補者名」「政党名」のどちらでも投票することができます。

候補者名の票もその候補者が所属する(候補者が掲載されている比例名簿)の政党への得票としてカウントされ、2022年の参院選の全国比例の定数から候補者名・政党名の得票総数に比例した数の議席がドント方式(※)で各党に配分されます。

参院選の比例代表選挙での当選順位は個人名での得票数に応じて比例名簿の中で順位が変動し、その政党に配分された議席の数だけ上から当選していく「非拘束名簿方式」が採られています。

※ドント方式とは、各政党の得票数を1、2、3……の整数で割り、その答え(商)の大きい順に定数まで議席を配分する比例代表選挙の方式です。

順番が変動せず上位で扱われる「特定枠」とは

上記で紹介した通り、参院選の比例代表選挙は基本的に個人名での得票順に当選が決まっていく「非拘束名簿方式」で行われますが、前回2019年の参院選から新たなに「特定枠」が導入されています。

この「特定枠」制度は、全国的な支持基盤を持っているとはいえないけれども国政上有為な人、あるいは政党がその役割を果たす上で必要な人材を当選しやすくできるように、というのが導入された理由です。

特定枠に記載された候補者は先述の「非拘束名簿(候補者名の票で名簿内の順位が変動)」とは切り離して上位で扱われ、候補者個人名の得票数に関係なく名簿順に当選します。

たとえば、「特定枠」に2人を記載した政党が参院選の比例代表選挙で5議席を獲得した場合、「特定枠」の2人が当選、特定枠以外で比例代表選挙の当選者数は3人となります。

(この「特定枠」制度は専門用語で表すと「拘束名簿方式(政党の側で候補者の当選順位を決めた名簿を用意しておく方法)」を一部導入した制度ということができ、現在の参院選の比例代表選挙制度は「非拘束名簿方式」と「拘束名簿方式」の両方が混合されているといえます。)

タレント・著名人も立候補する参院選の全国比例

全国から票を得られる候補者といえば、芸能人やスポーツ選手、文化人などの有名人が「タレント候補者」として毎回話題になります。2010年の参院選では柔道元オリンピック金メダリストの谷亮子氏、2013年の参院選では元プロレスラーのアントニオ猪木氏、2016年の参院選では三原じゅん子氏、元「SPEED」の今井絵理子氏らが議席を得ています。

前回2019年の参院選では元F1レーサーの山本左近氏(落選、その後2021年の衆院選比例東海ブロックで当選)や、元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏(落選)、元格闘家の須藤元気氏(当選)が立候補してきました。

しかしながら過去には多くのタレント候補者が落選していることから、有権者の目は決して甘くはないといえます。2022年の夏に控えた参院選に向け、各党の公認候補予定者の発表や立候補の表明などが見込まれています。


2022年第26回参議院議員選挙の情報はこちらから>>

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