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政治とカネの問題にどう取り組む?富の分配はどうあるべき?乙武洋匡が岸田文雄氏に迫る!

2021/8/31

選挙ドットコム編集部

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選挙ドットコムでは、乙武洋匡氏をMCに迎え選挙や政治の情報をわかりやすくお伝えするYouTube番組「選挙ドットコムちゃんねる」を毎週更新中です。

今回は2021年7月6日に公開された対談の様子をご紹介。ゲストは自民党・岸田文雄議員です。政治とカネの問題や税制について伺いました。

 

 

政治とカネの問題について


乙武氏は、「政治とカネの問題に自民党はどう取り組むべきですか?」と尋ねます。岸田議員は、「基本的には問題を起こした議員がしっかり説明責任を果たすべき。だが、最近は離党・辞職することで、説明責任が途切れてしまうケースが続いている。党としても、本人が説明責任を果たすように促したり説明を補完したりして、政治の信頼を回復する努力をしていくことが大事だ」と話しました。

岸田議員はさらに、2020年4月に行われた参院広島再選挙の話題に触れます。

「選挙に向けて党から本人へ活動費が出ていたが、『党から出たお金は買収事件に使われていない』としっかり説明する必要がある。党へ申し入れを行ったのはそのような問題意識があったから。これから衆議院選挙もやってくる。有権者の厳しい目を考えても、この問題を甘く見てはいけないと思う」と話しました。

続いて乙武氏は、「これだけ自民党で(政治とカネの問題が)続いてしまうと、有権者から『自民党はお金に汚い』というイメージを持たれると思う。“派閥による“と言いたくなる気持ちはありませんか?」と尋ねます。

岸田議員は、「派閥で違いがあるかというと、そのような線引きは難しい。選挙区事情や個人の色々なやり方がある。多くの議員は法律を守ってしっかりやっていると思うが、一人ひとりがどうあるべきかを考えなきゃいけない問題だ」と話しました。

乙武氏は、「外からみていると、この2年間は宏池会にとって複雑な流れだったと思う。2019年の参院選では、1人当選すれば良かったところを2人当選させようとして1人が落選した。そして、当選した議員が『買収したのではないか』という言われ方をした。2019年の参院選で宏池会は被害者だったのに、再選挙では有権者から『お前らは金に汚いやつらだ』と言われて選挙でも勝てなかった。選挙の戦い方が難しかったのではないかと思っていた」と投げかけます。

岸田議員は、「『自民党は事件に関わったのではないか』ということで、全くの新人を立てた再選挙でも厳しい戦いになった。党としての信頼回復が大事だと改めて感じる場面だった」と話しました。

議員連盟の発足について


新たな資本主義を創る議員連盟は、総裁選に向けた政局の動きなのか、政策を考えていく動きなのか、どちらなのでしょうか。

岸田議員は、「私は去年総裁選に出たときから、“新しい資本主義を考えていかなければならない“と訴えていた。アベノミクスによって日本の経済は間違いなく成長した。ただ、皆が幸せを感じるためには、成長した果実ができるだけ広く等しく分配されなくてはならない。

成長の果実が広く行き渡れば消費が拡大する。そのことによって供給側も努力し、良い製品を作って経済の拡大につながる。すなわち、しっかり分配することが経済の好循環を生み出し、国民が一体感を得ることによって健全な民主主義が広がっていくと去年の総裁選から訴えてきた。これを議員連盟の形でより多くの人と勉強していこうというのが今回の主旨だ」と話しました。

税制について


乙武氏は、「企業は内部留保を貯め込むばかりで、なかなか労働者に分配されてこなかった。どうすれば分配されるか、私も解が見えていない」と投げかけます。

岸田議員は、「資産を持っている人が成長の果実をより多く手にする状況について、税制を考える必要がある。また、教育や住宅政策に財政等を手厚く投入することによって、中間層への分配を多くする。それから、寄付における優遇税制を考えて民間同士のお金を動きやすくすることで、お金を持っている人から寄付の形で財産が移転し、広く使われることになる。このように色んな手法を組み合わせることによって、社会全体が公平さを感じること、それぞれが頑張るチャンスを持っているのだと一体感を得ることは、実現できると思う」と話しました。

最後に乙武氏は突っ込んだ意見を投げかけます。「今の日本は資産に対する税制がそこまで厳しくない。資産に対する税をより高くすることで景気を刺激するという考え方もあると思うが、自民党の場合は財界に支えられているから資産に対する税制には手をつけにくいと感じる」

これを聞いた岸田議員は、「難しいからこそ、多くの国民の理解や共通する意識が大事になってくる。所得と資産に対する税の割合を考えると、結果的に資産を持っている人が恵まれる状況にある。これを是正することに多くの国民が賛同すれば結果につながる。だからこそ、税制や財政出動、医療や社会保障への考え方をしっかり整理して、『こういう国を作るために努力したい』と説明することが大事だ」と話しました。

 

岸田文雄氏プロフィール

1957年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、日本長期信用銀行入行。1987年に父である岸田文武衆議院議員の秘書となる。1993年、衆議院選挙に自民党公認で出馬し初当選。以後再選を重ね現在は9期目を務める。自民党青年局長、建設政務次官、文部科学副大臣、衆議院厚生労働委員長、内閣府特命担当大臣、消費者行政推進担当大臣、宇宙開発担当大臣、自民党国会対策委員長、外務大臣、防衛大臣、自民党政務調査会長(3期)などを歴任。現在は第8代宏池会会長、自民党広島県連会長を務める。



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