11月3日はアメリカ大統領選挙が執行されます。
トランプが再戦するのか、バイデンが大統領になるのか、さまざまな人が予測をしています。
予測モデルの作成を楽しんでいる人や株式関係者、選挙マニア等は、今回の選挙についてもいろいろな予測をしていることと思います。
アメリカ大統領選挙結果の予測は調査機関にとっては機関の予測モデルの精度を確認するものであり、その他多くの人にとっては一種の娯楽にもなっています。
選挙は株式市場等と同様に勝敗がハッキリする分野です。
勝敗、優劣がハッキリする分野なので、予測を楽しむには最適です。
この選挙結果の予測は、民主党、共和党のどちらが大統領選挙に勝つのかを考えるだけでしたら、民主党、共和党のどちらかを選べばいいので、半々の確率で当てることができます。
例えば、1960年から2016年までの大統領選挙結果は下記のようになっています。
2000年以降は共和党→共和党→民主党→民主党→共和党 と続いているので、
次も共和党と見ることもできますし、今度は民主党だろうと考えることもできます。
サイコロを投げて偶数か奇数が出るかで物事を決めるのと同じ感覚です。
しかし全米各州で民主党、共和党のどちらが勝つのかをすべて予測した上で、
大統領選挙の結果予測をするとなると途端に難易度は上がります。
1964年から2016年までの大統領選挙において各政党が勝利した州をGIF動画にしたものが下記になります。
各州でどの政党が勝利したのかを見ていくと、民主党が強い地域、共和党が強い地域はある程度決まっていることがわかります。
そして、オハイオ州、フロリダ州は過去の選挙結果から見ても激戦州であることがわかります。
このように地域ごとの有権者の投票傾向がわかっていたとしても、選挙ごとに有権者の投票行動は微妙に異なるので、投票結果を予測することは難しいことにかわりがありません。
各種メディアで大統領選挙結果を的中させた等の言葉を見かけたときは、
1 どちらの候補者が勝者になるかだけを予測したのか?
2 各州の選挙結果まで適切に予測したのか?
3 過去に同様の予測実績があるのか、今回初めて予測ができたのか?
をわけて考えると、精度の高い予測を継続的にできる機関、人であるかの判断材料になります。
多くの場合大統領選挙結果を予測するのに、過去の選挙結果、世論調査、選挙資金データ等から推測することが多いのですが、人々の集合知を活用した予測方法もあります。
その一つがアイオワ電子市場です。
ここでは将来の選挙結果がどのようになるのかを、市場取引のように売買することにより、予測する手法をとっています。
このウェブサイト上のグラフを見ると、この市場内では民主党、共和党のどちらが優勢なのかを知ることができます。
有利な立場にある政党は価格が高くなり、そうでなければ価格は下がる傾向にあります。
また海外のカジノ比較サイトを眺めると、アメリカ大統領選挙の勝者についてのオッズが並んでいます。
oddschecker等を見ていると、お金をかけている人は、楽しんでいる部分もあるでしょうが、真剣に選挙結果を考えていると思いますので、隠れトランプといった普通の世論調査では表に出にくい部分もOddsに反映されているのかもしれません。
11月3日の大統領選挙の結果はどのようになるのか?
各種データを観察しながら、ご自身の予測と選挙結果がどの程度の精度で当たるのかを判断するのも楽しいと思います。
今回は大統領選挙結果の予測市場等について見てきました。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします
My選挙
あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。
話題のキーワード