選挙ドットコムでは、乙武洋匡氏をMCに迎え選挙や政治の情報をわかりやすくお伝えするYouTube番組「選挙ドットコムちゃんねる」を毎週更新中です。今回は、ちゃんねる登録者数が1万人を突破し、勢いに乗る当ちゃんねるのこれまでの人気動画をダイジェスト記事としてお届け!
まずは、乙武氏が「資本主義を認めないと他国との経済連携はキビシイのでは?」「対話外交だけで戦争は防げるの?」など、共産党への根本的な疑問を率直に問い大反響となった昨年12月の日本共産党の書記局長 小池晃・参議院議員インタビューです。
【対話で戦争ふせげるの?共産主義?社会主義って? 乙武洋匡が日本共産党 小池晃氏に聞く(上)】はこちら
「日本共産党」の党名は変えるつもりはないのか?との乙武氏からの質問には、「今のままが一番いいと思っている」と答えました。その理由については、「『共産党』は単なる党名ではなく、私たちの目指している社会そのものがそこに示されている」からだといいます。
小池氏は、「すぐに社会主義に変えろと言っているわけではなく、今の社会をよりよい社会にしていくための提案をしているのだ」と現状の党の立ち位置について解説。
その先に目指しているのが、新しい社会主義、共産主義の社会で、「名前を変えてしまうということは、それが『できません』と言っているようなもの。理想を捨てることはできません」とその党名に込められた理想を語り、これまで「戦争に命を懸けて反対して殺された(共産党の)先輩たちもいる。それを簡単には変えられない」と力説しました。
また、党名を変えたとしても「共産党のことを悪く思っている人は『元共産党』と言うでしょうから、あまり効果ないかな(笑)」とも話し、笑いを誘いました。
野党共闘が取りざたされていますが(※番組放送の2019年12月時点)、共産党は「単独で政権を作ることは全く考えていない」と話します。桜を見る会問題の追及などでもほかの野党と協力して行ってきたことなどを挙げ、協力していく姿勢を協調しました。
ただし、ほかの野党と共闘するにしても、どうしても「9条」「安保法制」は譲れないといいます。特に、集団的自衛権について、「自民党が、これまでやれないと言っていたことをやってしまった。これを元に戻そう、というのは譲れない」と話します。
そのうえで、れいわ新選組については「仲間だと思っている。一番政策的には一致している政党」と、安保法制や消費税などについて政策的に近く、親近感を持っていることを明かしました。
ほかにも、若い世代の党員獲得に力を入れていることから、選挙の候補者も女性や若い世代が多いこと、一般の人には自由がない政党と誤解されることも多いが、自由と民主主義を何よりも大事にしている政党であることなどを語り、身近な党員を見て「その誤解を解いていただければ」と訴えました。
1960年東京世田谷区生まれ。東北大学医学部卒。全国医学生自治会連絡会議(医学連連)委員、全日本学生自治会総連合(全学連)副委員長を歴任。1987年健康文化会小豆沢病院入職。医療法人社団北病院を経て、東京勤労者医療会代々木病院勤務。1998年7月、参議院選挙(比例区)で初当選。国民福祉委員会理事、社会保障制度審議会委員、共生社会に関する調査会委員などをつとめ、2004年1月に日本共産党常任幹部会委員、政策委員長就任。日本共産党参議院議員団幹事長、日本共産党 副委員長を経て2016年4月日本共産党 書記局長に。
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