6月21日に告示された宇陀市長選には、前職の高見省次(たかみ・しょうじ)氏(60)、新人の金剛一智(こんごう・かずとし)氏(63)の無所属2名が立候補しました。投開票は6月28日に行われます。
前職の高見氏は、市議会と対立し、不信任案決議により失職しました。事実上の出直し選となった今回は高見市政の是非、老朽化が進む市有温泉宿泊施設「美榛(みはる)苑」の今後のあり方、医療福祉施策の充実、地域経済の活性化などが争点と考えられます。
高見氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!
【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?
「以前東京で、発展途上国の貧困や難民、環境問題など国際協力の仕事やボランティア活動をしていました。そうした活動を通して、調査研究した内容を実行し、社会を変えていくのは政治の仕事であると理解したため、政治の世界に身を置きました。
両親が高齢化して宇陀市に移住し、中山間地域の現状を視て回り、改革が待ったなしと実感しました。夜中に交通事故に遭遇し、けが人を前に助けたいと必死になったので、政治家になる資格があると思いました。」
【質問2】尊敬する人は誰ですか?
「日本人では、やはり身近なところで、幕末の維新の志士です。中でも、坂本龍馬、西郷隆盛です。身分が高くなかった彼らが、志と情熱、人に対する愛情と信頼、責任ある命がけの行動によって、崩壊しつつあった社会の営みと秩序を回復することができたのではないでしょうか。
しかし、その行動の意図は本人にしかわからず、当時の多くの人に誤解をされたことと思います。坂本龍馬の言葉『世の人は我を何とも言わば言え、我が為す事は我のみぞ知る』は座右の銘の一つです。」
【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?
「地域社会のエンパワーメントです。それを担うNPO活動やジャーナリズムです。行政や議会だけを変えても、地域社会がよくなるわけではありません。社会が存在する限り、刻々と起こってくる様々な課題に気づき、情報を集め、解決していこうとする民間の人々の活動が車の両輪となって初めて機能します。
それを支える制度がNPOであり、正確で信憑性のある情報を主権者である住民に伝えるのがジャーナリズムです。将来に向けて、そうした人材を育てていきたいと思っています。」
金剛氏は取材にまだ回答いただいておりませんが、回答が届き次第掲載の予定です。
金剛氏は以下の政策を掲げました。
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