
4月15日に告示された宇陀市長選では、無所属で新人の勝井太郎氏(39)、無所属で新人の高見省次氏(57)、無所属で新人の西浦正哲氏(62)の3名が立候補しました。投開票は4月22日に行われます。
今回は過疎化・少子高齢化対策、医療機関の充実、国宝の五重塔などで有名な室生寺などの名所旧跡を生かした観光振興策などが争点と考えられています。

勝井太郎氏は現在39歳です。近畿大学商経学部を卒業後、公的機関、民間企業、都議秘書を経て、2010年の宇陀市議会議員選挙では2,227票を得て初当選します。2014年の同選挙では1,761票を得て再選。市議会議員として活動しながら、大阪市立大学大学院創造都市研究科に在籍しています。
勝井氏は「執行権を持たない議員の限界を痛感した。まず入札制度を改革し、地域の強みを生かした産業振興に取り組みたい」と抱負を語りました。

高見省次氏は現在57歳です。東京大学を卒業後、会社員などを経て、2010年の宇陀市議会議員選挙では、1,476票を得て初当選しています。2014年の宇陀市長選挙では8,198票を得たものの落選し、今回は2度目の挑戦です。
高見氏は「この街に移り住んで20年。今の行政のあり方では急速に進む過疎化、少子高齢化を乗り越えられない。自ら先頭に立って住民とともに市政改革を進める」と抱負を語っています。

西浦正哲氏は現在62歳です。大阪学院大学を卒業後、1978年には旧榛原町で救急隊員として採用され、宇陀広域消防組合の消防長などを歴任しました。2014年の宇陀市議会議員選挙では、1,234票を得て初当選しています。市議は2017年11月1日付けで辞任しました。
西浦氏は現職・竹内幹郎市長の政策が市民に浸透していないと指摘。「活力あるまちづくりの実現に取り組み、医療機関の充実、産業振興や学校の統廃合、給食の無償化などに努めたい」と抱負を語りました。
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