3月22日に告示された京都府知事選では、自民、立憲、希望、公明、民進の5党が推薦する西脇隆俊氏(62)、共産党が推薦する福山和人氏(57)の無所属新人2名が立候補しました。投開票日は4月8日です。今回は4期務めた山田啓二知事が引退を表明し、16年ぶりの新人対決となりました。
前復興事務次官の西脇氏は、「ふるさと京都のために・にしわき隆俊の『活気ある京都づくり基本政策』」をキャッチフレーズに以下の政策を掲げました。
・経済成長と雇用の安定
・自立した未来の京都づくり
・防災・減災対策の強化
・社会保障と「生活の安心・安全」の充実
・特性を活かした地域・農林水産業の振興
・名実ともに「文化都市」を目指します
・共生社会の実現
・行財政改革
西脇氏は京都府生まれ、東京大学法学部卒業。1979年に建設省に入省し、山形県企画調整部総合交通課長、国土交通省都市・地域整備局まちづくり推進課長、道路局次長、総合政策局長、大臣官房長、国土交通審議官、復興庁事務次官を歴任しました。
弁護士の福山氏は、「つなぐ京都―京都府知事選政策大綱(第2次)進化する これが『府民丸ごと全力応援プロジェクト』だ!」をキャッチフレーズに以下の政策をあげています。
1 夢をつなぐ~ストップ貧困京都宣言
・保育園・幼稚園から大学までのオール無償化をめざす
・いのちに寄りそう
2 なりわいをつなぐ~企業と働く人をセットで応援し地域循環型経済を
・時給1500円へ、ブラック・ゼロ京都を
・働く人・中小零細業者、大企業、地域がウィンウィンで税収もアップ
・地元密着型の公共事業を積極的に進める
3 未来へつなぐ~原発再稼働反対・廃炉推進、平和と多様性
・脱原発・エネルギーシフトを進める
・平和を発信・多様性を尊重し擁護する
4 ひとをつなぐ~自治体の自律性と住民自治を基礎とした府政運営
福山氏は京都市生まれ、立命館大学法学部卒業。2001年に弁護士登録後、京都法律事務所に入所しました。京都弁護士会労働と社会保障に関する委員会委員長、京都弁護士会副会長を歴任、現在は労働弁護団幹事、自由法曹団常任幹事を務めています。
4期16年務めた現職の山田啓二氏(63)は出馬せず、新人2名による選挙戦となりました。「非共産相乗り」による府政が10期にわたって続いていますが、今回も5党から推薦を受けた西脇氏が立候補。共産党から推薦を受けた福山氏が対抗します。
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