昨年10月に行われた衆院選。ネット上では立憲民主党のTwitterがアカウント開設からわずか2日間で、自民党のフォロワー数を抜くなど、大きな話題となりました。
フォロワー数の急激な増加や他党を圧倒するRT数など、あまりの躍進ぶりにネット上では「フォロワーを購入したのではないか?」という疑惑が持ち上がるほど、大変な注目を浴びていたのは記憶の新しいところです。
衆院選が終わった後も立憲民主党のTwitterアカウントは現在も継続して発信を続けており、各政党のTwitterアカウントとフォロワーやRT数などを比較すると、変わらず積極的に運用されていることが分かります。
衆院選が終わって1週間後、選挙の盛り上がりが冷めやらぬ中、自民党は「思ったより使える♪ 総裁スタンプ」として、自民党の公式LINEアカウントを「友だち」に追加すると「おはようございます」「おやすみなさい」など、安倍晋三総裁のキャラクタースタンプが無料でもらえる企画を開始しました。
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自民党 広報本部長の平井卓也氏は、LINEの友だち追加の目標を当初は「20万人」としていましたが、1月25日時点で約62万人が登録するに至るなど、大きな話題を集めました。
平井氏が
「皆さんの日常会話に、ちょっとお邪魔する」といった感覚で、まずは気軽にスタンプを使ってもらい、政治を身近に感じてもらうところから、自民党のことを知っていただければと考えています。
と述べるように、自民党LINE公式アカウントでは現在までにも様々な親しみのあるメッセージを配信するなど、LINEに注力している様子が見てとれます。
勝つ!政治家.comが独自に調査したところ、各政党のLINE・Twitter・Facebookのフォロワーを合算してみると、自民党が抜きんでており、次いで公明党、立憲民主党と続きます。
種類の違うSNSを合算しているので、本質的なファンの数とは言えないところですが、1つの指標としてみると、自民党と公明党の与党はLINEに力を入れているということが分かります。
各党とも各種SNSの使い方を模索しているようではありますが、広報ツールとしての重要度は増しているように思えます。国会論戦が始まった今、政党は今後どのように発信をしていくのでしょうか? それぞれのツールの使い方や、フォロワーとのコミュニケーションなど、今後も注目していきたいと思います。
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