昨年2017年は「選挙の年」でした。衆議院選挙や都議会議員選挙といった大型の選挙のみならず、山形県・岐阜県・千葉県・秋田県・静岡県・兵庫県・茨城県・宮城県・広島県といった各県で県知事選が実施されました。
今年は参議院選挙や衆議院選挙といった大型な選挙が恐らく無い1年となりますが、全国10県1府で「県知事選挙」が、行われます。そこで今回は、2018年に行われる各県の現在の県知事と、前回の選挙戦の様子を振り返ってみましょう!
※なお、現時点では投票日が確定していない場合には任期満了の日付を記載しています
現職の山口県知事・村岡嗣政(むらおか つぐまさ)氏は、1996年に自治省に入省。自治省・総務省での勤務を経て、北海道庁など地方への出向を経験し、2012年には総務省自治財政局財政課財政企画官に就任します。2014年に総務省を退官。
2014年の山口県知事選挙では無所属で立候補し、初当選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた山口県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
村岡嗣政氏 286,996票
高邑 勉氏 115,763票
藤井直子氏 46,402票
現職の長崎県知事・中村法道(なかむら ほうどう)氏は、1973年に長崎県庁に入庁。国際課長、日蘭交流400周年記念事業推進室長、農林部長、総務部長などを歴任した後、2009年に長崎県副知事に就任しました。
2010年の長崎県知事選挙では、得票数316,603票を得て初当選します。2014年の同選挙では再選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた長崎県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
中村法道氏 375,112票
原口敏彦氏 84,704票
現職の石川県知事・谷本正憲(たにもと まさのり)氏は、1968年に自治省に入省。1991年には石川県に出向し、石川県副知事に就任します。
1994年には中西石川県知事の死去にともない、石川県知事選挙に立候補し初当選します。その後の知事選でも再選を続け、2006年の石川県知事選挙では、得票数304,763票を得て4選。2010年の同選挙では、得票数296,628票を得て5選。2014年の同選挙では、現職知事で最多の6選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた石川県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
谷本正憲氏 285,24票
川裕一郎氏 94,212票
木村吉伸氏 34,464票
現職の京都府知事・山田啓二(やまだ けいじ)氏は、1977年に自治省に入省。自治省行政局行政課理事官、国土庁土地局土地情報課長、京都府総務部長などを歴任した後、2001年に京都府副知事に就任しました。
2002年の京都府知事選挙では無所属で立候補し、得票数482,158票を得て初当選します。2006年の同選挙では、得票数514,893票を得て再選。2010年の同選挙では、得票数529,927票を得て3選。2014年の同選挙では、4選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた京都府知事選挙の結果は、以下のとおりです。
山田啓二氏 481,195票
尾崎 望氏 215,744票
現職の滋賀県知事・三日月大造(みかづき たいぞう)氏は、1994年にJR西日本に入社。運転士を経て、本社総合企画本部グループ経営推進室勤務などを経験します。2002年に同社を退社後は、松下政経塾に入塾しました。
2003年の第43回衆議院議員総選挙では、滋賀県第3区選挙区から民進党公認候補として立候補し、得票数64,225票を得て初当選します。2005年の第44回衆議院議員総選挙では、得票数74,272票を得て再選。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、得票数103,445票を得て3選。同年の鳩山内閣では、国土交通大臣政務官に就任します。2010年の菅内閣では、国土交通副大臣に就任。2012年の第46回衆議院議員総選挙では、得票数53,257票を得るも小選挙区で敗退。比例近畿ブロックで復活し4選を果たします。
2014年の滋賀県知事選挙に無所属で立候補し、初当選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた滋賀県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
三日月大造氏 253,728票
小鑓 隆史氏 240,652票
坪田五久男氏 53,280票
現職の長野県知事・阿部守一(あべ しゅいち)氏は、1984年に自治省に入省。本省勤務のほか、地方への出向も経験しました。2001年から2004年まで、長野県副知事に就任。その後総務省へ戻り、2007年に同省を退官しています。2007年には横浜市副市長に就任。2009年には、内閣府行政刷新会議事務局次長に就任します。
2010年の長野県知事選挙に立候補し、初当選します。2014年には同選挙で再選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた長野県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
阿部守一氏 626,462票
野口俊邦氏 106,120票
根上 隆氏 11,209票
現職の香川県知事・浜田恵造(はまだ けいぞう)氏は、1975年に大蔵省に入省。大蔵省理財局国債課長、東海財務局長、内閣府地方分権改革推進会議事務局次長、東京税関長、日本高速道路保有・債務返済機構理事などの要職を歴任しました。
2010年の香川県知事選挙では無所属で立候補し、得票数163,583票を得て初当選します。2014年の同選挙では再選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた香川県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
浜田恵造氏 223,846票
河村 整氏 44,023票
現職の福島県知事・内堀雅雄(うちぼり まさお)氏は、1986年に自治省に入省。総務省自治財政局地方債課理事官、福島県生活環境部長、福島県企画調整部長などの要職を歴任し、2006年には福島県副知事に就任します。2007年には、会津鉄道株式会社代表取締役副社長に就任。福島県副知事として、2014年9月まで務めました。2014年の福島県知事選挙では、無所属で立候補し初当選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた福島県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
内堀雅雄氏 490,384票
熊坂義裕氏 129,455票
井戸川克隆氏 29,763票
金子芳尚氏 25,516票
伊関明子氏 24,669票
五十嵐義隆氏 17,669票
現職の愛媛県知事・中村時広(なかむら ときひろ)氏は、1982年に三菱商事に入社しました。
1987年の愛媛県議会議員選挙に立候補し初当選。1990年の第39回衆議院議員総選挙では、旧愛媛1区選挙区から無所属で立候補するも落選。1993年の第40回衆議院議員総選挙では、旧愛媛1区選挙区から日本新党公認候補として立候補し、初当選を果たします。1996年の第41回衆議院議員総選挙では、新進党公認候補として立候補するも落選しました。
1999年の松山市長選挙に立候補し初当選。2003年の同選挙では、得票数97,182票を得て再選します。2007年の同選挙では、得票数104,217票を得て3選を果たしました。
2010年の愛媛県知事選挙に立候補し、得票数452,664票を得て初当選します。2014年の同選挙では再選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた愛媛県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
中村時広氏 439,619票
小路貴之氏 49,412票
現職の沖縄県知事・翁長雄志(おなが たけし)氏は、1975年に法政大学法学部法律学科を卒業しています。
1985年の那覇市議会議員に立候補し初当選します。1989年の同選挙で再選。1992年の沖縄県議会議員に立候補し初当選。1996年の同選挙で再選を果たします。2000年の那覇市長選挙に立候補し、得票数73,578票を得て初当選。2004年の同選挙では、得票数75,292票を得て再選。2008年の同選挙では、得票数70,071票を得て3選。2012年の同選挙では、得票数72,475票を得て4選を果たしました。
2014年の沖縄県知事選挙に立候補し、現職の仲井眞弘多氏を破り初当選しています。
前回・2014年におこなわれた沖縄県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
翁長雄志氏 360,820票
仲井眞弘多氏 261,076票
下地幹郎氏 69,447票
喜納昌吉氏 7,821票
現職の和歌山県知事・仁坂吉伸(にさか よしのぶ)氏は、1974年に通商産業省に入省。経済企画庁長官官房企画課長、大臣官房審議官、製造産業局次長など歴任した後、外務省に転じます。2003年から2006年までブルネイ駐在大使を務めました。
2006年の和歌山県知事選挙では、得票数195,719票を得て初当選します。2010年の同選挙では、得票数259,200票を得て再選。2014年の同選挙では3選を果たしました。
前回・2014年におこなわれた和歌山県知事選挙の結果は、以下のとおりです。
仁坂吉伸氏 266,093票
畑中正好氏 54,164票
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