衆議院選挙もいよいよ投票日が迫ってきました。連日、メディアで取り上げられる報道を見て、誰に投票しようか迷っていらっしゃる方も、準備は万端という方もいらっしゃると思います。
その一方で、学校などで「投票は大事」と強調され、友人や家族からも「(用事で出かける前に)一緒に投票に行こうよ」と誘われて、「とりあえず投票所に来てしまったんだけど、どうしよう。」そんな思いをしそうだな、と心配している方はいらっしゃいませんか。
でも大丈夫。投票所やその周辺でもある程度の情報を得ることができますよ。
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投票所の近くには、候補者のポスターが掲示されています。「人は見た目が9割」という本がベストセラーになったことがあるように、私たちは第一印象から多くの情報を得ています。
候補者もポスターという限られた手段の中で自分の考えを伝えようと、表情やイメージカラー、キャッチコピーなど様々な工夫を凝らしています。なかには、服装や掲載する文言などが特徴的なポスターを作成する人もいます。
そんな個性も候補者からのメッセージ。
ぜひ投票前にはポスターをご覧になってみてください。
「でも、ポスターなんてどこにあったっけ?」
と思った方へ。
通常、ポスター掲示場は、周りにある「コンビニエンスストアの数倍」設置されています。
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普段の生活の中でどんな場所にあるか、少し意識し探してみてくださいね。1つみつけることができると、次々と目に付き始めると思いますよ。
ポスターよりも多くの情報が知りたい。そんなときは選挙公報を活用することができます。
「あれ、投票所に選挙公報なんて置いてあるの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
上記は、昨夏の都知事選挙での期日前投票所と投票所の入り口周辺の様子です。いずれの期日前投票所でも、入り口の近くに選挙公報が置かれているのが確認できますね。また、選挙ドットコムの衆議院選挙特設サイトでは、選挙公報を掲載しています。あわせてご活用ください。
一方、投票日に使用する投票所では、選挙公報が見当たりません。
投票所を運営している区の選挙管理委員会に問い合わせてみたところ、投票所にも選挙公報は用意しており、係員の方にお願いをすると貸し出してもらえるとのことでした。
「政治的中立性への配慮」もわかるものの、せっかくならば投票所に選挙公報を備えていることをもっとアピールして欲しいななどと感じるところもありましたが、今大切なのはいかに投票所で自分の思いに合致する候補者をみつけ、選ぶかです。
ここでは「投票所でも選挙公報を読むことができること」を大切にしておきましょう。
もちろん、インターネットを用いた情報収集は投票所の近くでもできます。
ポスターで見かけた候補者の名前を調べてみる。都道府県の選挙管理員会のウェブサイトで選挙公報を閲覧したり、選挙に関する情報サイトを見てみる。投票前の5分、10分という少しの時間。ちょっと調べてみるだけでも、思っていたよりも多くの情報を得られるかもしれません。
特に、「3分でわかる」や「若者の目線」など、「はじめての選挙」に望むような若い世代の方が親しみを持ちやすいような構成で作っている情報は、さっと確認をするのにも便利です
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過去の衆議院議員選挙で設置された投票所の数は、第46回(2012年)49,213か所、第47回(2014年)48,620か所です。
全国にある小学校の学校数(20,095校。出所:文部科学省「学校基本調査-平成29年度結果の概要-」)やコンビニエンスストアの店舗数(55,359店。出所:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報」)などの身近な施設と比べてみると、「実は投票所はかなり身近な存在なんじゃないか」と思えてきませんか。
ちなみに、過去の国政選挙を対象にした調査では、75%以上の人が自宅から投票所まで10分以内で移動できたことが明らかになっています。
投票所がどこにあるのかを、ぜひ一度、お手元の投票所入場券などで確認されてみてくださいね。
「こんな社会になってくれたらいいな」
「こんな不便、誰か変えて欲しい!」
そんな思いを私たちは一票に託します。
あとで、「なんであの時、あの人を選んでしまったのだろう」と後悔しないためにも、投票の前に各候補者・政党の立場や政策、実行力を確認してみることが大切になってきます。
ポスターや選挙公報は、投票の直前、投票所であったとしてもこれらのことを知り、投票の質を高めるための情報を与えてくれます。
私たちにとって衆議院議員選挙は600億円ものお金を使って国民の声を政治に届けるための機会でもあります。
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せっかくの機会、少しでも満足できる形で活用したいですよね。
投票所の近くでさっと目にすることができるアイテムを活用することが、皆様にとってより満足感のある投票につながっていくことを願っています。
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