こんにちは。(自称)日本一意識低い政治ライターのひがし(@misuzu_higashi)です。
突然ですが、皆様は半分死語と化してしまったプレミアムフライデーという言葉を覚えていますでしょうか。プレミアムフライデーとは、ざっくり言うと月末金曜には仕事を15時に切り上げて、個人消費を促そう!(サービス業・飲食業等にお金を回そう)というキャンペーンです。残念ながら、あんまり浸透していませんが。
そんなプレミアムフライデー(月末金曜)がまだもてはやされていたころ、その時間を”政治女子会”に使いませんか? と提案したのが自民党です。「日本の金曜日を変える!プレミアム・ウィメンズクラブ」と称して、半年かけて女性限定のプロジェクトを行うとのこと。
受講費は無料、時間は16時~18時。
仕事を終えて、プレミアム・ウィメンズクラブに参加して、その後ディナーにも行ける時間帯です。
また、開催場所は自民党本部。普段はガードが固い自民党本部は、政治ライターをしていても入れる機会はなかなかありません。これは行ってみたい!
では、具体的にどんなことを行うのでしょうか?
プレミアム・ウィメンズクラブでは、月末金曜の2時間を使って特別講師による講演や、参加者同士のディスカッションを行い、互いの知見を深めていくようです。
もちろん自民党にとっても初の試みになるので、参加者の意向を汲み取りながらプログラムを練っていく模様。担当の女性局はかなりこのプログラムに力を入れているようでした。
参加人数の目安は30名と少人数。募集フォームには200文字程度の志望動機欄がありました。
私は個人的に自民党とのコネクションは一切ありませんでした。たった30名しか受からないし、他にも優秀な(プレミアムフライデーが実施されるような企業に勤めてたり政治家志望だったり)人が集まるだろうから、まぁ落ちるだろうなぁと思いながら申し込んだところ …無事に受かりました!
と、言う訳で、長い前置きとなりましたが、自民党プレミアム・ウィメンズクラブに意識低い政治ライターが潜入してきました!
参加者は当初の予定である30名を大幅に上回る70名。多数の応募があったことで、急遽枠を拡大したようです。昨年は小池百合子都知事による「希望の塾」が話題になりましたが、政治塾への関心も高くなっているのでしょうか。
周りをぐるりと見渡すと意外と20代前後の若い人が多いようで、驚きました。
開講式での自民党の方々の話を聞く限りだと、「政治家養成塾」ではないようでした。それよりも政治を身近に感じてもらい、諸問題について講義を聞いたり話し合ったりすることで有意義な時間を過ごしてほしい、という思いが伝わってきました。
オリエンテーションでは何名かと名刺を交換させていただきましたが、お若い方でも経営者が多い印象がありました。若い方ではこの春大学に入学する方や、なんとJKまで!
初回は開講式とオリエンテーションのみでしたが、次の回から早速講義とディスカッションが始まりました。
例えば、第3回講義の講師は経済産業大臣の参議院議員・世耕弘成氏でした。現在の自民党の政治には自民党の野党時代の反省が活かされていること等を知ることができました。
質疑を終えたあとは6名程度のグループに分かれて「これからの日本」が目指す姿についてディスカッション。一言のスローガンにまとめ、簡単な説明を添えて代表者が壇上でプレゼンをします。
駆け足の2時間でしたが、ちょっとだけ意識が高くなりました!
私が第1回~第3回に参加して感じたこのプログラムの良いところは以下の通りです。
◯政治意識の高い女性に出会える!
◯自営業・企業勤務・学生等様々な業種、年齢も様々な女性に出会える!
◯現職国会議員もレギュラー参加してくださるので、政治家(特に国会議員)に対するイメージが変わる。意外と普通の人なんだ!
反対に、ここは残念だな、と思ったところは以下の通り。
◯参加者が自民党関係者や支持者、自民党に近い考えを持っている人がほとんどなので、人数の割に意見に多様性が無い。
◯講義と質疑に時間を割くあまり、ディスカッションの時間が短くなってしまう。
全体としては非常に有意義な2時間を月に1回過ごせていると感じています。
自民党プレミアム・ウィメンズクラブ、参加して良かった!!
プレミアムフライデーという試みがうまくいくのか? 浸透していくのか? という疑問は少なからず議論されていました。それにもかかわらず、一度起きた大きな波に乗り、うまくいけば大きなチャンスになるかもしれないこの機会を掴んだのはさすが自民党ですね。
現在は第4回のプログラムが終了していますが、受講者の出席率も良好で、プログラム終了後も参加者同士が朗らかに談笑している様子が見られます。
「プレミアムフライデー」×「政治女子」×「普段は聞けない特別講義」という「ちょっと特別」同士をかけ合わせたプレミアム・ウィメンズクラブは、こんなにクローズドにしているのが勿体ないくらいの素敵なプログラムでした!
次回以降は具体的な講義の内容にフォーカスしたレポートをお届けします!
※最新情報は自民党女性局公式サイトをご覧ください。
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