告示まで1ヶ月を切り、都議会議員選挙への注目が高まっています。
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この機会に若い有権者の方の投票が増えるように、先日は「投票所に足を運ぶためのコスト」について着目し、投票所が小学校よりも身近なところにあることをご紹介しました。
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でも、「投票所が身近なところにあることが分かっても、そもそも投票そのものがめんどくさい」と思われる方もいらっしゃると思います。
投票することを前向きに考えてもらうためのハードルをさらに下げるべく、投票所の様子などをご紹介します。
学校や仕事の帰り道にふと投票しようと思い立ったとします。スマホで調べてみると、たまたますぐそばに投票所があることが分かりました。あいにく、自宅に郵送されてきた投票所の入場券(投票所入場整理券)を持っていないことを思い出したのですが、思い立ったが吉日。勢いでそのまま投票所に向かってみることにしました。
さて、この場合、投票することはできるでしょうか?
この場合、「投票することができます」。投票所で、投票する資格を持っていることが確認できれば投票できます。また、確認も投票所の受付でしてもらうことができます。
投票所の流れ
図表1は投票所の様子を図示したものです。特別な手続きなどがあるわけではないことが確認できます。
冒頭の例では、投票所入場整理券を持っていないケースを想定しましたが、図表1のように投票所入場整理券を持っていると、よりスムーズに投票することができます。
なお、投票所入場整理券については1つ気をつけたいことがあります。
それは、投票所入場整理券は世帯ごとに送られてくるということです。
ご家族と同居している方は、ご自宅にまとめて送られてきている可能性がありますので、選挙期間になったらご家族に声をかけるようにされてくださいね。
ちなみに、ご家族への声掛けをきっかけに会話をし、自分たちの世代の主張に耳を傾けてもらうことができると、若い世代の味方を増やすことにつながることもお忘れなく。
都議会議員選挙では、1,876か所の投票所が設置される予定です。
この数は、東京都にあるローソン(1,585店)よりも多い数です。ちなみに、東京都内で最も多いコンビニエンスストアはセブンイレブン(2,481店)、2番目に多いのはファミリーマート(2,101店)です。【出所:都道府県データランキング】
また、東京都内のファストフード店を多い方から並べると、1位マクドナルド(351店)、2位モスバーガー(187店)、3位ケンタッキーフライドチキン(139店)です。(出所:mitok)
期日前投票所は286か所に設置される予定です。「学校帰りにマックに行く」のと同じくらいの感覚で投票する場所をみつけることができる。そう考えると投票する場所って案外身近にあるんだなぁ、という気がしてきませんか。
もちろん、投票するためには、日頃から投票するための情報(各候補者や政党の政策や実績、重要な争点や選挙制度に関する情報など)を集めておく必要があります。
今の内から隙間時間をみつけて各党の公約などをチェックしておくと、「いざ投票!」というときの負担が減るかもしれませんね。ひとたび投票してみようと思ったら、きっと思っていたよりも便利に投票できると思います。
投票所の様子を知ることが、政治に向けて一つでも多くの意見が表明されるきっかけになりましたら幸いです。
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