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まさかの落選… ヒラリー・クリントン氏の経歴・学歴・人柄は?

2016/11/9

選挙ドットコム編集部

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世界中が大注目していたアメリカ大統領選挙。女性初の大統領を目指す民主党のヒラリー・クリントン氏と、過激な発言で話題を集めている共和党のドナルド・トランプ氏の激しい一騎打ちの結果、ヒラリー・クリントン氏は残念ながら落選となりました。

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第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン氏の妻であり、1993年から2001年までアメリカ合衆国のファーストレディーでもあったヒラリー・クリントン氏。改めて経歴・学歴・人柄についてご紹介します。
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イリノイ州シカゴ出身。衣料品店を経営する両親の下に生まれたヒラリー

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(画像はヒラリー氏のFacebookより)

ヒラリー・ローダム・クリントン(Hillary Rodham Clinton)氏は1947年10月26日、イリノイ州シカゴで衣料品店を営む両親のもとに生まれました。
一家はメソジスト教派であり、彼女は白人中産階級が多く住むイリノイ州パークリッジで成長しました。父親のヒュー・ローダムは保守主義者であり、繊維業界の大物でした。母親のドロシーは専業主婦として家庭を支え、二人の兄弟と共にヒラリー氏は成長しました。

ヒラリー氏は幼少時からスポーツに興味を持ち、テニスやスケート、バレーボールなどを嗜んでいました。また、早くから政治にも興味を持ち、若き共和党員として活動を始めたのが最初の政治を志すきっかけとなりました。1964年の大統領選では、共和党のバリー・ゴールドウォーター候補を応援するゴールドウォーターガールを務めた経験もあります。
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名門女子大学卒業後は弁護士の道へ!成績も優秀だったヒラリー氏

(画像はヒラリー氏のFacebookより)

(画像はヒラリー氏のFacebookより)

ヒラリー氏はメイン南高校を卒業後、1965年にマサチューセッツ州の名門女子大であるウェルズリー大学に入学しています。1年生の時には、学内青年共和党の党首に選ばれますが、ベトナム戦争や公民権に関する共和党の政策に疑問を持ち始め、その後辞任しています。

1968年の大統領予備選では、ベトナム戦争介入反対を掲げる民主党のユージーン・マッカーシー候補を支持しましたが、その一方で、同年の夏には首都ワシントンの下院共和党議員総会でインターンを経験し、共和党大会ではニューヨーク州知事ネルソン・ロックフェラー氏のために働きました。

ウェルズリー大学を優秀な成績で卒業し、卒業生代表として行ったスピーチがヒラリー氏は注目を集めました。スピーチの内容が賞賛から非難までさまざまな反響を呼び、地元のテレビ局のインタビューに出演、「ライフ」誌にも取り上げられるなど反響を呼びました

1969年、ヒラリーはイェール・ロー・スクールに進み、そこで夫となるビル・クリントン氏と出会っています。在学中はマリアン・エデルマン氏が始めた児童擁護のための組織で働き、法律が子供に与える影響について特に学びました。1972年の大統領選では、ビル・クリントン氏が参加していた民主党のジョージ・マクガヴァン大統領候補の選挙運動に加わり活動し、1973年、ロースクール卒業と同時に法務博士の学位を受けています。

 

ヒラリー氏の選挙戦でみられる「名前」への意外なこだわり!

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アメリカでは、夫婦別姓も可能で、近年では多くの女性が夫婦別姓を実践するようになっており、それ以外の場合でも旧姓のあとに夫の姓をつけたものを正式な名前とすることも多く、伝統的な夫の姓を使用する女性は減少しつつあります。しかしながら、ヒラリー氏以前のファーストレディーは伝統的な夫の姓を用いることが多数派の中、ヒラリー氏はアーカンソー時代に「ヒラリー・ローダム・クリントン」を名乗り始めて以来、一貫してこの「旧姓込み」の名前を使用しています。

ホワイトハウス時代にもファーストレディーとしては異例の「The First Lady Hillary Rodham Clinton」と呼ばれることが多く、ここでもヒラリー氏が他の保守的なファーストレディーとは一線を画していたことがわかります。このヒラリーの旧姓へのこだわりは、保守派には「典型的なリベラル」とか「70年代のウーマン・リブを思わせる」などと評判が悪い面もありましたが、一般には「いかにも自己を埋没させようとはしないヒラリー氏らしい」と肯定的に受け止められています。

ただし選挙戦では、ポスターからテレビ広告に至るまで、ありとあらゆる媒体に「Hillary」の一語のみを使用した。「Clinton」はビルを連想させて余りある、というイメージ戦略をしており、これもヒラリー氏の「自己へのこだわり」なのだと一般には解釈されています。今日ではマスメディアの多くが彼女のことを一般に「Hillary」と呼ぶようになっています

 

今後の活動は?

トランプ氏新大統領となるアメリカ政治はどう変わっていくのでしょうか? あわせて、ヒラリー氏の今後の活動にも注目が集まります。

 

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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