世界中が大注目していたアメリカ大統領選挙。女性初の大統領を目指す民主党のヒラリー・クリントン氏と、過激な発言で話題を集めている共和党のドナルド・トランプ氏の激しい一騎打ちの結果、事前の予想を裏切り、トランプ氏が当選。今回は、新大統領であり「不動産王」とも呼ばれるドナルド・トランプ氏についての経歴・学歴・人柄についてご紹介します。
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(画像はトランプ氏のFacebookより)
ドナルド・トランプ(Donald John Trump)氏は1946年6月14日、ニューヨーク生まれの70歳。
父であるフレッド・トランプ氏から不動産業を引き継ぎ、カジノやホテル、ゴルフ場などの経営に参画してきました。マンハッタンの5番街などに多くの豪華ビルを持ち、「不動産王」との異名も持ちます。近年は自らが出演するテレビ番組でさらに知名度を高めていました。
2015年、政治経験がないにもかかわらず大統領選に出馬表明し、翌年の共和党大会で大統領候補に指名されています。
生粋のニューヨーカーであり、父フレッドの不動産開発事業に対して幼いころから関心を持っていました。13歳までは父が運営委員を務めるフォレスト・ヒルズ地区の学校に通っていましたが、素行不良のためニューヨーク・ミリタリー・アカデミー(陸軍幼年学校の1つ)に転入させられた過去があります。進学したペンシルベニア大学ウォートン・スクール在学中には、父フレッドの経営する不動産会社「エリザベス・トランプ・アンド・サン」を手伝い、1968年に経済学士号を取得、卒業後には正式な社員として父フレッドの会社に入社しています。

(画像はトランプ氏のFacebookより)
トランプ氏は、1983年にニューヨーク五番街(ミッドタウン・マンハッタンのメイン通り)に自身の名前を入れた「トランプ・タワー」を建設しています。「トランプ・タワー」は80年代のトランプの代表作として知られ、高級アパートメントとショッピングモール、オフィスエリアを擁する複合施設となっています。80年代には映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏やマイク・タイソン氏といったセレブが入居しており、現在もNYヤンキースのデレク・ジーター氏や、ビヨンセ氏などの世界的著名人が入居しています。ミス・ティーンUSA、ミスUSA、ミス・ユニバースの優勝者が共同生活していることでも有名です。
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(画像はトランプ氏のFacebookより)
1980年代後半には、当時経営不振に陥っていた大手航空会社・イースタン航空のニューヨーク発(ラガーディア空港)のシャトル便路線網を買収して、自らの名を冠した「トランプ・シャトル」を興すなど他異業種への展開を進めたものの、 88年から89年にかけて巨額の債務を抱え、 91年にカジノが、92年にホテルが倒産してしまいます。
94年にこれらの資産を売って借金を減らし、遊覧船事業と飛行機事業から撤退、マンハッタンに所有する物件も多数を中国企業に売却しました。こうして危機を切り抜けると、90年代後半から好景気を背景に復活を成し遂げ、著名な経済誌「フォーブス」が選ぶアメリカのトップ企業400社に再びランクインし、マンハッタンに新たな高級アパートメントを多数建設する他、ラスベガスやアトランティック・シティなどアメリカ中に多数のホテルやカジノをオープンするなど、トランプ氏は再び「アメリカの不動産王」としての地位を取り戻しました。
トランプ氏は上記の通り、政治家としての経験はありません。アメリカの政治は今後、どのようになっていくのでしょうか?
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