自民党総裁選挙・石破茂氏インタビュー「国民を信じない政治家は国民に信用されない」
2020/09/13
「日本のこころを大切にする党」 国政支部長(全国比例)やすえくにおさん(ノートルダム清心女子大学大学院教授)に、政策、社会の問題点などについて、直接、話を聞きました。
今、世の中が悪い方へと進んでいます。今年の1月でしたか。30代の若いお母さんが子どもと一緒に電車に飛び込んで亡くなるという、悲しい出来事がありました。孤立し、立ち行かなくなり、電車に飛び込む決断をしなければならないような世の中を変える。せめて『若いお母さん方が、最悪の決断をしなくてもよい世の中にしたい』と思ったのです。寄付金を出す・困っている人に声をかけるという方法もあります。しかし、抜本的な解決にはならないですよね。ですから、抜本的に変えるために、『政治』という手段を取り、社会の枠組みを法律で整備することが、最も早く僕の想いが達成できると思いました。
党のHPの候補者のページにも書きましたが『置かれた場所で咲きましょう』です。突飛なことをして、一時的に盛り上げるというのは、お祭りとしてはいいかもしれません。しかし、それでは持続的な仕組みにはならないですよね。神様に与えられた仕事を淡々とこなす中で、世の中を変えていくことができる。コツコツと文句を言わずにやっていくことが大切だと思いますし、日本人はそうだったと思います。有名人にならなくても、それぞれの人が、その場所で咲いていける世の中をつくりたいと思っています。
今、子どもの中でも貧しい人とそうでない人の格差が大きくなっています。お風呂に入れず、きちんとした食事は、給食でしか摂ることができない子もいます。今、各地でボランティアがきちんとしたご飯を食べる場所をつくっていますが、これは、国の(政策面での)失敗です。こういう部分を法律として整備し、大学まで授業料などを無料にするだけではなく、生活費や、修学旅行の費用だけでなく、食費・衣服なども含めて、国が面倒を見るべきだと思います。
子どもは国の宝です。ですからこの政策は、国の使命です。『やりすぎだ』という意見もあるかもしれません。しかし、今度、選挙権年齢が18歳になりましたが、子どもが選挙権を得る年齢までは、最低限、国が面倒を見るべきです。
『奨学金を無利子で貸し出す』という話も出ていますが、それだけでは不十分です。これから借りる人だけではなく、今、返済している人の苦しみも取り除かないといけません。ですから、そういう人の分も、返済しなくてもいいようにする。これについては、各地のお年寄りやお金を持っている人が、今現在、奨学金を返済している人の10人分の金額を肩代わりし、その分、相続税を半分、または免除するという政策を挙げたいと思います。
日本が真似すべきは、スイスだと思います。先日、スイスで『国民全員に毎月約27万円程度、未成年者に約7万円を給付する”ベーシックインカム”の国民投票が行われ、ニュースにもなりました。それは否決されましたが、日本は18歳までの子どもに、毎月20万円程度を払うべきです・
私が伝えたいこと、それは『人を見たら神様と思いなさい』ということです。そう思うと、電車の中で席を譲るとか、困っている人に手を差し伸べることもできますし、いざこざがなくなります。相手を人間だと思うとできないことも、相手が『神様』だと思えば、『神様を助けている』ことになりますから。私はいつもそう話しています。普段から、人が生きていくための「基本的な部分」についても、思いを馳せています。
18歳は、ちょうど大学に入学したときです。ずっと岡山という場所で育ち、初めて郷里を離れて、仙台(東北大学)に行きました。当時は、岡山から電車で12時間かかりました。初めての場所で、言葉も文化も違っていてカルチャーショックを受けました。そういう中に飛び込んで行って、一人で切り拓き、失敗を重ねましたが、その経験が、かえって良かったと思います。それまでとは違う環境は、人を育てますから。
今の若い方たちには『投票に行くことで、あなたの人生が変わります』ということを伝えたいです。未来をつくるために、まず投票所に行くことが大切です」
3年前、文部科学省から『自立力を育てることを目標に』というお触れがきました。その結果、各大学ではディベートをしたり体験学習をしたりしています。それが自立力を育てるか? というと、疑問が残ります。文科省も、何が問題か分かっているけれど、どうしたらいいか? という指針が間違っているのです。これを解決するのには、『18歳になったら自立する』ことが一番、効果的です。
先ほども少しお話したスイスでは、18歳になったら子どもは家から出ます。それが普通で、そうしない人は変だと思われます。今の日本社会が少しずつ悪い方向に進んでいる原因のひとつは、(若者が)独り立ちしていないことだと思います。ですから、社会通例として『18歳になったら、家から出て他の場所に行く』。とにかく、『新しい環境に飛び込め!』ということです。育った家から遠くに行かなくてもいいのです。特に男性の場合は、母親から離れることです。昔の日本はそうでした。今は、経済が発展して、変にお金があることで、親が子供を甘やかしてしまうのではないでしょうか。
故湯川秀樹博士のお墓にて
昔は、祖父母や隣近所、地域によっては集落全体といった『コミュニティ』の中で、みんなが一緒に子育てをし、自分の子どもだけではなく、他の家の子どもの面倒も見ていました。しかし、今は、ひとつの家庭の中で、自分の子どもだけ面倒を見ています。これがかえって、他の家庭の子どもについて関心がない状況を生み出しているのではないでしょうか。ですから『世の中、全部がファミリー』という状態になればいいと思っています。これらを解決するためには、もう一度、昔と同じような環境をつくらないといけません。
例えば、明治時代には『書生制度』がありました。各地から来た若者を自宅に住まわせ、学費・生活費を含めて面倒を見る制度です。乳児期から、社会に出るまで、子どもが安心して育つ環境を、整備していきたいと考えています。
ですから、日本を明治維新の頃に戻すのが一番ではないでしょうか。自立の話とも重なりますが、明治時代の母親というのは、江戸時代から育ってきて『人間はこうあるべき』という子育て・教育をしました。その根底・心根にあるのは、国や人間に対する『やさしさ』だと思うのです。だからこそ、自分の子どもが世の役に立つようにと、しっかりと育てたのだと思います
【経歴】
ノートルダム清心女子大学教授
日本のこころを大切にする党 参議院比例第五支部長
【主な著書】
「ついに、愛の宇宙方程式が解けました」(徳間書店)
「神に近づくには波長を合わせればいい!」(風雲舎)
【Webサイト】
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