政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、民進党の衆議院議員、吉良州司氏にお話をうかがいました。
吉良氏は、民間企業での勤務やブラジル留学、アメリカでの駐在を経て、衆議院議員に4度当選。現在は外務委員会や地方創生に関する特別委員会としても活躍されています。
<参考>ホームページ:http://kirashuji.com/

私は、わりと政治に関心の高い家に生まれたと思っています。政治家の家に生まれたわけではないのですが、テレビでいつも政治の討論番組やニュースが流れていて、両親が話し合っているような環境にいましたね。私自身は、小学生の時には世界地図と各国の首都を覚えてしまうくらい「世界」に興味があったんです。そういった背景から、大学生のときには「社会人人生の前半は世界を駆け巡ってビジネスをやり、後半はその経験を活かして子供たちや若者たちに元気づけや動機づけができるようなことをやりたいな」と考えていました。人生後半の「子供たちや若者たち」を「老若男女」に置き換えたのが、ちょうど政治(家)だったんです。
人生の前半では、商社での仕事に熱中し、ブラジル留学経験や、家族と共に過ごした米国ニューヨークでの駐在経験が強く印象に残っています。ブラジル国民は当時日本の7~8分の1しか収入がなかったのに、みんな楽しそうでした。アメリカでは、大金持ちが住むような場所以外でも、国民がとても豊かでゆとりのある生活をしていました。ところが日本へ帰ってくると、通勤電車の中のサラリーマンたちはみんな疲れた顔をしています。これは国民気質の問題だけではない。政治で何か変えられるんじゃないかって思ったんです。
日本国民にも幸せを感じながら過ごしてほしいですからね。
「既得権益者重視の、利益配分政治からの決別」です。

民主党政権時代に外務副大臣・政務官を務めたこと、また現在も外務委員に属していることもあり、外交安全保障にも勿論力を入れていますが、
私は「将来世代最重視の政治をしたい」と考え、私の提言する政策は全てここに収束しています。将来世代というのは、子供たちや若者たち、そしてこれから生まれてくる世代のことです。
まずは、将来世代に対する徹底的な人的投資です。
幼児期から大学までの教育でもそうですし、やり直したいと思った人ができるための人的投資を行いたいですね。
そして、社会保障です。女性には男性以上の社会保障が必要だと考えています。
いわゆる子供を産む年齢期というのは、女性にとって非常に大切な時期です。そんな時に女性はお腹の中で赤ちゃんを育てながらギリギリまで働き、出産したあとも半年や1年で復帰しろとプレッシャーをかけられたりします。これは女性を経済成長の駒としか見ていないように感じます。社会全体にとってお母さんの子供を育てることも大切なことだということを社会は忘れてはいないでしょうか。私は育児休暇を最低でも3年は確保し、その間は収入の何割かを社会保障的に賄っても良いと考えます。
そして、本来の意味での「就職」をしてほしいと考えています。
終身雇用を前提とした就職は、就職でなく「就社」です。新卒採用優先の社会は一発勝負でおしまいです。もちろん終身雇用という縦糸を一切なくせというわけではありません。横糸として、専門性を雇うという「就職」の横糸があってほしいですね。
子供、若者の貧困を解決し、自己投資をして専門性を磨ける社会にしていきたいです。日本は人材の国であり、資源の国ではないのですから。

これほどまでに大変で一方でこれほどに神聖なものはないのではないでしょう。実際に、私自身が政治の世界に入る前に感じていたことと、選挙の洗礼を受けて議員になってから感じることです。
私は、自分が若かったころに「政治家がしていて嫌だったな」と思うことは極力しないようにしています。例えば、私はあまり町中に自分のポスターを貼らないんです。昔は政治家のポスターを見ていて何となく嫌な気持ちになってしまったことがありましたから。また結婚式のスピーチなどで「衆議院議員の~」と紹介されても、必ず「今日は議員は関係なく、新郎新婦やご家族などの友人として話をします」と前置きしてから話します。結婚式で偉そうにした国会議員なんて、嫌ですからね。
ただ、1つだけ、若い頃は見ていて何となく嫌な気持ちになったけれど、今は積極的に実践していることがあります。握手です。
若い頃は握手なんて票集めのパフォーマンスだとしか思っていませんでした。ところが実際に選挙に出て、有権者が「頑張ってね」との応援に「絶対に期待に応えます、頑張ります」と握手で返す。たった数秒のコミュニケーションですが、大切なものだと思って実践し続けています。
選挙でも日常活動でも、私は話を聞いてくださっている方の意識に訴えようと思って言葉を発しています。私は将来世代のために、耳障りの悪いことばかり言うんです。消費税を上げるタイミングとか、厳しいことばかり。それでもあなたの良心で、一緒に日本を救いませんかと訴えるんです。「将来世代のためにこうしないといけない」と分かっていただければ、きっと世の中うまくいきます。これからも積極的に発言していきたいですね。
インターネットはバイアス抜きで情報を伝えることができることが利点であると思います。新聞やテレビなどのマスメディアでは、情報に社の方針などのバイアスがかけられた状態で視聴者に伝わってしまいます。
私がかつて働いていたニューヨーク支店の近くにアメリカのFOXというテレビ局がありまして、ここのコピーがとても良いんです。「We report, you decide.」FOXが判断材料となる事実をレポートします、それに対してあなた自身が判断してください。という意味です。インターネットにはそれに近いものを感じています。
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