
4月は、大注目だった衆議院議員補欠選挙(北海道5区、及び京都3区)が行われました。
この選挙については、「大激戦の北海道5区選挙結果を徹底的に分析!!和田義明の勝因は?野党の統一候補はなぜ負けたのか?」をご覧ください。
今回取り上げるのは、以下の3本の話題です。
◯町長の英断で投票率もコスパも大躍進!扶桑町長選挙
◯原発再稼動は争点にあらず 高浜町長選挙
◯鉄道高架をめぐって対立も現職強し 倉敷市長選挙
今回、最大の投票率アップを示したのは、4月24日執行の愛知県扶桑町長選挙の28.19ポイントでした。なお、同日に執行された町議選も4.94ポイントのアップを示しました。
この町長選挙、実は「投票率の向上と経費削減」を目的とした江戸元町長の英断による辞職に伴う執行選挙でした。
江戸元町長は、前回2012年の町長選挙の投票率が28.05%と過去最低だったことを受け、この原因を「4月に町議選、8月に町長選と、4ヶ月の間に選挙が二つも執行されたことによる町民の関心の分裂ではないか」と分析。同日選挙によって約600万の経費削減にもなるため、2016年の町議会議員の任期満了と同じ5月12日付で自ら辞職し、町長・町議の同日選挙を実行しました。その結果、投票率は56.24%となり、前回より28.19ポイントの大幅アップを示しました。なお、江戸元町長は県内最高齢82歳という首長で、今回限りでの引退となりました。
町長選には、ともに新人で元町議の、梅村治男、千田勝隆の両候補が出馬、千田候補の勝利となりました。

今回、12年ぶりの選挙戦となった福井県大飯郡高浜町長選挙は、19日告示、24日投開票でした。
立候補したのは、現職の野瀬豊氏(無所属で民進、公明推薦)と、新人一瀬明宏氏(無所属)。現職の野瀬候補は3期目を迎えての立候補、一瀬候補は、元福井県議会副議長を務めた人物です。
高浜町は、ご存知のように高浜原発の立地自治体で、再稼働問題を抱えています。しかし、町の経済等を支えてきた原子力発電については争点にはならず、両者とも再稼働推進派です。野瀬氏は、エネルギー政策に礎を築くことを掲げ、一瀬氏は子育てや農家の立場に立った町政を主張しました。
結果は、現職の野瀬氏の勝利。野瀬氏は、2004年の町長選挙にも出馬しており、当時の町長だった今井理一氏に136票という僅差で負けていますが、次の2008年は新人として立候補し、無投票当選。2012年も無投票当選し、今回、12年ぶりの選挙選となりました。

任期満了に伴う広島県倉敷市長選挙は17日告示、24日投開票でした。投票率アップは3.47ポイント。3期目を目指す現職の伊東香織市長に対し、新人の元小学校教諭の田中容子候補、そして元倉敷市議会議員の木村圭司候補の、計3名の戦いです。争点はJR倉敷駅周辺の鉄道高架化事業、教育や子育て政策がメイン。鉄道高架について、伊東氏はまちづくりに相乗効果があるとして推進派、木村氏は着工の目処が立ってないと否定、田中氏も事業の効果の不透明さから反対していました。
結果は、伊東市長の圧倒的な勝利に終わりました。
選挙まとめは、今後も翌月の中旬頃にお届けしていきます。
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