今年7月の参院選から18歳選挙権が導入されることにともない、18歳・19歳の新たな有権者に選挙について学んでもらおうと、福島県郡山市にある国際アート&デザイン専門学校の学生が選挙をわかりやすく説明するマンガパンフレットを作りました。コミックイラスト科とマンガクリエイト科の生徒が1ヵ月間かけて制作した力作です。

出典:福島民友みんゆうnet
内容としては
① 18歳選挙権の概要や意義
② 投票方法
③ 候補者の政見を知る方法
④ 選挙運動の留意点
の4つをテーマにそって構成されています。18歳未満の学生が立候補者のツイートをリツイートすると選挙活動につながり違反行為になるなど、SNSを利用する際の注意点も触れられており、身近に選挙について学べる内容となっています。
今、高校生や専門学生が突如与えられた選挙権を、何とかして自分ごと化しようとする取り組みが増えています。
その中でもマンガなど、エンターテイメントを通じて選挙を身近にする試みとして、選挙ドットコムでも以前ご紹介した2つの事例があります。
題は『高校生の高校生による高校生のための童話でわかる改正公職選挙法〜十八歳が選挙権を持ったらどうなるの?〜』。「不思議の国のアリス」の物語を下敷きにしたミュージカルとなっています。
ミュージカルを通して、新たに選挙権を得る約240万人の若者に対し「一人一人の一票が社会を変える」というメッセージを込めました。ミュージカルの一部を毎日新聞がアップロードしています。
「選挙に行こう」をテーマに高校3年生によって作られた2曲の歌を作りました。一曲はパリ同時多発テロを機に平和な日本を改めて実感、自分たちの一票がこれからの日本を作る可能性を思う気持ちを歌詞にした「CHANGE THE JAPAN」(約2分30秒)。
もう一曲は、仕事についての日本の現状に関心を持ち、ブラック企業の実態を知ることを機に作曲したポップス調の「THE SENKYO」(約2分20秒)です。
曲の一部はこちらから見る事ができます。それぞれの関心から、社会への思いを歌詞に載せた2曲、是非聞いてみてください。
自分たちの手で、選挙権を自分のものにしていく高校生や専門学生の姿はとても頼もしいです。今回のマンガ作成、前回もご紹介したミュージカルや、音楽に続き、新たな事例をこれからも積極的にご紹介したいと思います。
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