去る6月12日、大阪は天王寺の「あべのキューズモール」に選挙ドットコム編集部(の僕)は潜入しました。
なぜかって?
だってモデルの藤田ニコルちゃんが選挙を語るというのですから。
そこに「選挙」というワードがあるかぎり、選挙ドットコムは密着取材です。
ニコルちゃんが出るのは「ULTRA VOTE PROJECT」という見るからにパリピがいそうな、僕にとってはすごく異世界なイベントです。(なんとかコレクションが始まりそうなあの感じ)
大阪青年会議所が主催で、関西の界隈では有名な学生組織ivote関西が協力しているということから、とりあえずなんとか参議院選挙で投票率上げる系のことしないとという意欲がバンバン伝わってきます(暑い)。
しかし、イベント開始直後からファッションショーやライブなど、「え、いつ選挙の話するんやろう」というくらい選挙啓発感ありません。これはいい意味で予想外、うまい。
というか雨なのにこれだけ人集まるってすごいなあと思うくらい、人集まってきました(後から主催者の方に聞いたら、のべ9,642人いたらしい)。
会場の熱気が最高潮に達したところから始まったのが、「ULTRA VOTE SHOW」。
おおお、やっと選挙っぽい話が。
そして、ここで初めてivote関西が出てきてちょっと真面目な話をするという。
(申し遅れました。ivote関西は「政治と若者のキョリを縮める」ことを理念に活動している学生組織です。)
そして登場、藤田ニコルちゃんとシンガーソングライターの井上苑子さん。
やっぱ生で見るとかわいい。
コンテンツで盛り上がったのは、Twitterを利用したアンケートでした。
「大阪あるある教えてください!」「理想の大阪は?」みたいな、大阪にまつわる問いを聞いていき、会場の観客やabemaFRESHの視聴者約7000人がポンポン答えていきます。回答には「#にこるんと選挙」ハッシュタグをつけていたんですが、なんとトレンド入り。
びびる。
続々とあつまる回答を舞台に映し出していくんですね。こんな感じで。
最終的には理想の大阪の実現のために政治が必要だという、結構ありきたりなはずがTwitterとかを用いたからなのか若者が入りやすい導き方でメッセージを発信していました。
その後、NPO法人YouthCreateの原田謙介氏(実はivote自体を作った偉い人)と若者によるパネルディスカッションへと続き、最後はダンスショーで締めくくられたのでした、めでたしめでたし。
あれなんです。選挙啓発系って真面目な「投票へ行きましょう〜」系のものか、「投票行くぞお前らウェイ」というお祭り感のあるものも多いんですが、このイベントはすごくうまく両者が中和したものだったと感じました。
にこるんというアイコンをうまく利用して、真面目な団体が絶対にリーチできないターゲットを集客し、中身もそれほどガチガチではなく、しかし最後には大事なメッセージを伝える。新しい選挙啓発のカタチをみたような気がします。
このイベントで感じた熱気をそのままに、来る参議院選挙で若者の政治参画が進むことを切に願います(真面目)。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします
My選挙
あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。
話題のキーワード