11月29日に告示された大阪府の池田市長選挙は、本日、7日間に渡る選挙戦の最終日を迎えました。前職で学校法人役員の倉田薫候補(67)、前市議で政党役員の山元建候補(54)=共産推薦=、現職の小南修身候補(68)=自民、民主、公明推薦=の3人による舌戦が繰り広げられています。
過去の市長選の経緯を振り返ると極めて特殊な構図の選挙であることが分かります。これまでの池田市長選をおさらいしてみましょう。
前市長である倉田氏は池田市議を1975年から5期20年務め、1995年の市長選挙で初当選し市長5期17年目となる2011年に、任期途中で大阪府知事選に鞍替え出馬するまで、池田市政一筋の経歴を貫いてきました。
最近では2007年の市長選で無投票当選。2011年4月の市長選では、共産推薦候補の柴田氏に大差をつけ圧勝。戦績でいえば無敗を誇っていました。
その後、任期途中で市長を辞職し、2011年11月27日の大阪府知事選では、倉田氏は反維新勢力の支援を受け出馬。大阪都構想を掲げる大阪維新の会の松井一郎氏と対峙し、結果80万票以上もの大差を付けられ大敗しました。
自身の市長辞職に伴って同年12月25日に実施された市長選に、倉田氏は当初、再出馬も検討していたようですが、結果的に政界引退を表明しました。
・大阪知事選落選の倉田氏、政治家引退を正式表明(2011年12月14日読売)
2011年に行われた2回目の市長選では、倉田氏の後継として副市長だった小南氏が出馬、共産推薦候補の柴田氏らを破って初当選しました。
小南氏は任期中に特定の土木工事会社との不明朗な取引が問題視されたこともありました。
・市関連事業15件受注 大阪・池田市長の車交換した土木会社(2013年2月17日日経)
これらの過去の経緯が今回の市長選にどのような影響を与えるかは今のところ不明ですが、小南氏は自民、公明、民主の相乗り推薦を受け、組織戦を展開しています。
これまでの経緯を簡単にまとめると以下のようになり、現職と前職の骨肉の争いとなっています。

池田市長選の構図
一方、対する共産推薦で元市議の山元氏の過去の戦績を見ると、支持層が薄いという印象が否めません。
2007年市議選では、定数24中18位の1,240票で初当選。
2011年市議選では、定数24中21位の1,082票で当選。
2015年市議選では、定数22中23位の915票で落選。
倉田氏は無所属かつ政党推薦を受けない形で出馬し、現職の小南氏と事実上の一騎討ちとなっています。果たして現職対前職の闘いを有権者がどのように判断するのか、6日の投開票日の結果に注目したいと思います。
<池田市長選特集記事>
・選挙を旅する(大阪府池田市)前編 編集部に一通のメールが届いた
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