2026/5/5
週刊yasushi第1042号
「クロード・ミュトスの脅威と対策」
今回は、最近テレビや新聞、ネット界隈でも話題になっている「クロード・ミュトス」という新しい人工知能について取り上げたい。国会でも4月21日にチームみらいの安野貴博議員がいち早く取り上げるなど議論になっている。
「クロード・ミュトス」とは、アメリカの企業が開発した最新の人工知能だ。これまでの人工知能と何が違うのか。一言で言えば、コンピューターシステムの「弱点」を、これまでとは比べものにならないほど速く、そして正確に見つけ出す能力を持っているという点である。専門家が何週間もかけて探し出していた弱点を、わずか数分で発見できるとも言われている。
この能力は、使い方次第で、社会に大きな恩恵をもたらす。一方で、悪意ある者がこれを使えば、銀行や電力、ガス、通信といった私たちの生活を支えるインフラへのサイバー攻撃が、これまでとはまったく違う次元の脅威になる可能性がある。
玄海町には九州電力玄海原子力発電所がある。原子力発電所は、日本のエネルギー安全保障を支える重要な施設であると同時に、その安全管理には最高水準の対策が求められる。原子力施設のシステムは、外部のネットワークとは厳重に切り離されており、簡単にアクセスできる仕組みにはなっていない。しかし、今回のクロード・ミュトスをめぐる議論が示しているのは、これまで「安全」と思われていた前提を、改めて点検・強化していかなければならない時代に入ったということだ。
政府もすでに動いている。先月、金融庁が日本銀行や三大メガバンクのトップを集めた緊急会議を開き、対策の作業部会を立ち上げることになった。経済産業省も電力事業者に対し、IT基盤の総点検と報告を求めている。私も国会議員として、こうした政府の取り組みをしっかりと後押ししていかなければならない、
サイバーセキュリティは今や、私たちの日常生活と直結した問題である。怪しいメールや不審なリンクに気をつけるといった一人一人の意識が、大きな防衛の第一歩となる。暮らしの安全と未来を守るために、引き続き全力で取り組んでいきたい。
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