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さとう しゅういち ブログ

広島の治安認知と実態の乖離について 東広島ー三原連続殺人

2026/8/7

広島は「安全な都市」というイメージを長く持たれてきました。
観光都市としての顔、平和都市としての歴史、そして温厚な県民性。
こうした要素が、広島の治安を“穏やかで安定したもの”として認識させています。


しかし、近年の事件の構造を丁寧に見ていくと、
この認知は実態と大きく乖離していると言わざるを得ません。


東広島の放火殺人事件と三原の生き埋め事件は、
その乖離を象徴する出来事でした。
放火殺人の実行役とされた男が、その後、別の容疑者によって殺害される。
事件が単発で終わらず、連結し、役割が反転し、
複数の層が絡み合う“複雑事件”へと変質していく。
こうした構造は、広島の治安の実態を示す重要なサインです。


広島では、生活困窮、家庭崩壊、借金問題が事件の基層にあることが多く、
それが詐取、暴力、放火、殺人へと連鎖するケースが増えています。
さらに、半組織犯罪と素人の巻き込みが混在し、
事件の輪郭が曖昧になりやすい特徴があります。
これは、広島が中四国の交通ハブであること、
若年層が流入しやすい都市構造であることとも無関係ではありません。


にもかかわらず、広島の治安は「安全」という認知が強く、
行政も市民も、事件の構造的変化を十分に把握できていません。
治安の悪化ではなく、治安の“複雑化”が進んでいるにもかかわらず、
その複雑化を捉える指標や議論が不足しているのです。


本紙としては、
広島の治安を「事件件数」だけで評価する時代は終わったと考えます。
必要なのは、事件の構造、連結性、生活基層、広域性を含めた
“質的治安指標”の導入です。
安全イメージと実態の乖離を放置すれば、
市民の危機感は適切に形成されず、
行政の対策も後手に回ることになります。


広島は、平和都市であると同時に、
複雑化する事件構造を抱える都市でもあります。
その二面性を正しく認識し、
治安の実態に即した議論を深めることが求められています。

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著者

さとう しゅういち

さとう しゅういち

選挙 広島県議会議員選挙 (2023/04/09) 2,673 票
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広島市安佐南区選挙区

肩書 介護福祉士・元広島県庁職員・広島瀬戸内新聞社主
党派・会派 庶民革命ひろしま
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