さとう しゅういち ブログ
フランス猛暑と熊本大震災 気候変動=原発推進論に待った!
2026/8/3
フランス猛暑と熊本大震災 気候変動=原発推進論に待った! https://www.youtube.com/live/9GEmzdqXkyg?si=Nd6m9DRXLEmbtHJ1 @YouTubeより
フランス猛暑と熊本大震災 気候変動=原発推進論に待った!
1. “雨が降っても涼しくならない”広島の夏が示すもの
本日(8月3日)広島では、夕立が降っても気温が下がらず、湿度だけが上昇した。
かつての「雨=冷却」という常識は通用しない。
気候変動は、私たちの体感レベルで季節の仕組みを変えてしまった。
この“新しい気候”は、エネルギー政策にも根本的な問いを突きつけている。
2. 原発大国フランスで起きた現実──猛暑で原発が止まる
フランスは世界屈指の原発依存国だが、近年の熱波で複数の原子炉が停止した。
理由は単純で深刻だ。
河川水温が上昇
冷却効率が低下
温排水が環境基準を超過
出力低下、そして停止
つまり、気候変動は原発の冷却システムそのものを揺さぶっている。
「気候変動時代こそ原発が必要」という推進論は、原発大国の現実と矛盾する。
3. 日本の“悪条件”:巨大断層帯の上に立つ原発
日本では、気候変動に加えて地震リスクが重なる。
2016年の平成熊本地震は、中央構造線の延長にある布田川断層帯・日奈久断層帯が動いたことで発生した。
震度7が2度続くという異例の地震は、巨大断層帯の潜在力を示した。そして、今回2026年の令和熊本地震である。
歴史を振り返れば、1596年には中央構造線沿いで
伊予 → 豊後 → 伏見
と、わずか数日の間に3つのM7級地震が連動して発生している。
この中央構造線および延長線上には、
四国電力 伊方原発
九州電力 川内原発
が位置する。
つまり、日本の原発は「猛暑に弱い」だけでなく「断層帯の直上」という二重の脆弱性を抱えている。
4. 気候変動=原発推進論は“絵空事”である
岸田政権以降、日本政府はGX(グリーントランスフォーメーション)の名のもとに原発回帰を進める。
しかし、現実の物理現象はその前提を支えていない。
フランス:猛暑で原発が止まる
日本:巨大断層帯が動く
海水温上昇で冷却効率が落ちる
台風の大型化で沿岸原発のリスク増大
これらを総合すれば、
「気候変動だから原発推進」というロジックは、科学的にも地質学的にも成立しない。
原発は、
高温に弱く、地震に弱く、海水温上昇に弱く、台風に弱い。
気候変動時代は、原発が最も不安定になる時代である。
5. 未来への提言──“安全保障としてのエネルギー”を再定義せよ
気候変動と地震の二重リスクを抱える日本が選ぶべきは、
「原発回帰」ではなく、
分散型・再生可能エネルギー・地域防災と一体化したエネルギー政策である。
広島・呉のような災害多発地域こそ、
環境・防災・テクノロジーを軸にした新しいエネルギー安全保障の拠点となり得る。
6. 結び──現実を直視する政治を
気候変動は、もはや抽象的な環境問題ではない。
猛暑で止まる原発、断層帯で揺れる原発──
これらは、エネルギー政策の前提を根底から揺さぶる“現実”である。
政治は、この現実から目をそらしてはならない。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男