さとう しゅういち ブログ
📘 広島瀬戸内新聞 行政改革試案 市民・県民とともに未来をつくる行政運営へ...
2026/7/21
📘 広島瀬戸内新聞 行政改革試案
市民・県民とともに未来をつくる行政運営へ──段階的移行の提言
🟥 1|はじめに
広島の行政は長年、
「行政内部で意思決定が完結する予定調和型」
という構造に支えられてきました。
この構造は、
大型事業の透明性不足
市民の納得感の欠如
若年層の流出
中年層の帰還率低下
地域コミュニティの担い手不足
税収減による行政サービス維持の困難化
といった、
市民生活に直結する課題の解決を難しくしています。
しかし、急進的改革は広島の政治文化に合わず、
反発を招き、結果として改革が止まります。
そこで本試案は、
「段階的改革によって結果として改革スピードを最大化する」
という、広島の政治風土に最適化された行政改革モデルを提案します。
🟥 2|広島の行政に内在する“予定調和構造”
これは特定の人物や政権の問題ではなく、
広島の行政文化に内在する一般的傾向です。
予定調和構造の特徴
行政内部で意思決定が完結
市民参加が前段階に組み込まれない
パブコメが形骸化しやすい
大型事業は行政主導で進む
情報公開が限定的になりやすい
外部委託が丸投げ化しやすい
議会が追認機能に偏りやすい
この構造は、
市民の生活実感と行政判断の距離を広げてしまいます。
🟥 3|急進改革では予定調和構造を壊せない
広島の政治文化は慎重です。
平和=波風を立てない という観念が市民やマスコミに根強くあります。
急進改革は反発を招き、結果として改革が止まります。
一般論として、
行政は急進改革を嫌う
既得権益者は防御的になる
市民は不安を感じる
メディアは対立として報じる
議会はブレーキをかける
つまり、
急進改革は広島では“最も遅い改革”になる。
🟥 4|段階的改革こそが最大速度を出す唯一の方法
段階的改革は、反発が少なく、止まらず、結果として最速になる。段階的改革の利点初期反発が小さい行政が協力しやすい市民が慣れる既得権益者が安心するメディアが扱いやすい継続できるため結果的に最速になる。
🟥 5|市民・県民とともに進める「段階的改革モデル」
広島の政治風土に合わせた、
市民参加型・段階的改革モデルは以下の通りです。
① 小規模テーマで市民参加を開始
生活者の関心が高いテーマから始める。
成功体験を作り、市民と行政の心理的距離を縮める。
② 相談型「市民協議会」を制度化
対立ではなく「相談」。
行政・市民・専門家が協働する場をつくる。
③ 方向性確認型の住民投票を導入
決定ではなく「方向性確認」。
市民の温度感を把握し、行政判断の補強材料とする。
④ 行政実務へ段階的に反映
小→中→大の順で反映することで、
改革が止まらない構造をつくる。
⑤ 市民参加の標準化行政の意思決定プロセスに市民参加を組み込み、
「市民とともに進める行政」を広島の標準にする。
🟥 6|若手職員が乗れば行政側から加速する
段階的改革の最大の利点は、
行政内部の若手職員が乗ってくると、行政側から改革が加速すること。
若手職員は市民参加に抵抗が少ない
市民との対話は職員のモチベーションを上げる透明性の高い行政運営は職員の誇りになる
市民参加の成功体験は行政内部の文化を変える段階的改革は、
行政内部の“改革エンジン”を自然に起動させる。
🟥 7|結語
広島の行政は、慎重で安定した文化を持つ一方、
人口減少・担い手不足という構造的危機に直面しています。この危機を乗り越えるには、
市民・県民とともに未来をつくる行政運営への段階的移行
が不可欠です。
急進改革ではなく、
段階的改革によって結果として改革スピードを最大化する。
これこそが、
広島の政治風土に最も合った現実的で持続可能な行政改革の道筋です。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男