2026/7/19
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ホルムズ海峡封鎖、まず“誰が撃っているか”を直視せよ
――イラン批判の軽さと、日本の専守防衛を自ら縛る愚
日本にとってホルムズ海峡封鎖は確かに困る。
しかし、だからといってイランの防衛措置を軽々しく「違法だ」と叫ぶのは、
日本自身の専守防衛の首を絞める行為である。
右派の一部は、
「イランが悪い」「航行の自由を侵害している」
とネットで勇ましく吠えるが、
その前提となる事実を直視していない。
■ホルムズ海峡封鎖の“原因”はどこにあるのか
イランが突然封鎖したわけではない。
引き金は、米軍・イスラエルによる継続的な攻撃である。
イラン国内の軍事施設への攻撃
民間インフラ(海水淡水化プラント等)への打撃
五月雨式の空爆の再開
連日の無人機攻撃
これらは国際社会でも問題視されている。
米軍の行動は、国際法上の議論を呼ぶ重大な武力行使であり、
その影響を無視して「イランが悪い」と言うのは、
国際政治の構造を理解していない証拠である。
■国家には「正当防衛」がある
個人でも正当防衛はある。国際法の自衛権は、国家版の正当防衛である。
急迫不正の侵害
やむを得ない防衛措置
必要最小限度
この条件が揃えば、違法性は阻却される。イランは攻撃を受けている。
攻撃してきた米軍の補給路を遮断する行為は、国際法上「違法寄り」でも、正当防衛として理解され得る。
■イラン批判は、日本の専守防衛を自ら否定する
ここが最も重要だ。
日本が将来、
対馬海峡
津軽海峡
宗谷海峡
で防衛措置を取る必要が出たとき、イラン批判がブーメランとなる。
右派が言うように、「海峡封鎖は違法だ」と言ってしまえば、
日本が同じ措置を取る正当性が消える。専守防衛の根幹が崩れる。
■右派の空虚さ:言うだけで、行動しない
イランが違法だというなら、ICJに提訴すれば良い。
国際法は、
SNSの怒号
ネットの罵声
では動かない。
裁判に訴えた者だけが国際法を使える。
そして、広島の被爆者団体は実際に提訴した。右派のネット言論とは覚悟の重さが違う。
■米軍の行動こそ、国際法上の重大問題
本日米軍が行ったとされる「海水淡水化プラントへの攻撃」。
これは民間インフラであり、国際人道法の観点から極めて重大な問題を孕む。
民間人の生存に直結
軍事的必要性が不明確
不必要な苦痛の禁止に抵触する可能性
国際法の議論をするなら、米軍の行動こそ精査されるべき対象である。
イラン批判だけをするのは、
国際法の構造を理解していない証拠だ。
■社説の結論
ホルムズ海峡封鎖は日本にとって痛いが、原因は米軍・イスラエルの攻撃にある
イランの行動は「国家の正当防衛」として違法性が阻却され得る
イラン批判を安易に行うと、日本の専守防衛の正当性が消える
右派が違法と言うなら、ICJに提訴するのが筋
米軍の民間インフラ攻撃こそ国際法上の重大問題
国際法は「生存した者だけが使える法」であり、国家はまず生き残らねばならない
国家の存亡を語るなら、ネットの軽口ではなく、歴史と国際法の重さを踏まえた議論をすべきである。
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