さとう しゅういち ブログ
広島瀬戸内新聞・社説 「平和行政の聖域化」が市政・県政の腐敗を招く
2026/6/25
📰 広島瀬戸内新聞・社説
「平和行政の聖域化」が市政・県政の腐敗を招く
広島は世界に冠たる“平和都市”である。
市長の平和宣言は年々充実し、国際社会への発信力も増している。
その努力は率直に評価すべきであろう。
しかし、である。
平和行政の立派さと、市政・県政の健全性は別問題である。
この二つを混同し、「平和を語る者を批判するな」という空気が蔓延すれば、
行政の腐敗は静かに、しかし確実に進行する。
🟥 平和行政の“聖域化”が監視を弱める
広島には独特の政治文化がある。
平和宣言は素晴らしい
だから市長・知事を批判するな
平和行政に水を差すな
この“聖域化”が、市政・県政の別領域――
産廃行政、土地取引、外部委託、情報公開――
への監視を著しく弱めている。一部のえらい人にとって、これほど都合の良い環境はない。
🟦 上安産廃処分場――平和行政の陰で進む構造腐敗
基準値超えのPFAS超えの上安の産廃処分場問題は、
広島の産廃行政の脆弱さを象徴する。
住民説明の不足
行政の姿勢の不透明さ
事業者との距離の近さ
平和行政とは無関係の領域で、
市民の信頼を損なう事案が続いている。
🟩 土地の等価交換で市が大損――行政の基本が揺らぐ
市が不利な条件で土地交換を行い、
結果として市民財産が毀損された事案も記憶に新しい。
事後検証の不足情報
公開の遅れ
誰も責任を取らない構造
平和行政の陰で、市政の基礎が揺らいでいる。
🟨 外部コンサル丸投げ――行政の頭脳が外部に流出
広島市・県ともに、外部コンサルへの依存が急速に進んでいる。大学生レベルの報告書で数千万随意契約行政の企画立案機能の空洞化責任の所在が曖昧化行政の“頭脳”が外部に移り、
市民の税金が外部に流れ続ける。
🟥 県政でも同じ構造が繰り返された
前知事時代の県政でも、同様の問題が相次いだ。
三原産廃処分場:住民説明不足と強引で不透明な行政で汚染垂れ流し
巨大病院構想:県主導の強引な進行
マリホ黒塗り行政:過剰な情報非公開
呉支所虚偽公文書作成事件:行政の根幹を揺るがす事案教育長の官製談合事件
これらはすべて、
平和行政の陰で“別の行政領域”が見えなくなった結果である。
🟪 結語:平和行政と市政の構造は切り離して論じよ
広島の平和行政は誇るべき財産である。
しかし、その立派さを理由に市政・県政の批判を封じるなら、
行政腐敗は必ず進行する。平和行政は守るべき。
しかし市政・県政の構造腐敗は、容赦なく正さねばならない。広島が真に“平和都市”であり続けるためには、
聖域化ではなく、透明性こそが必要である。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男