さとう しゅういち ブログ
*呉の未来をどう守るか ── イラン型反撃が示した新時代の安全保障と、呉の選択**
2026/6/17
*呉の未来をどう守るか
── イラン型反撃が示した新時代の安全保障と、呉の選択
1. イランの善戦が世界に突きつけた“戦争の変化”
2026年、イランは米軍・イスラエルの攻撃に対し、
安価なドローンと巡航ミサイルを大量同時投入する“イラン型攻撃”で反撃した。
その結果、
カタール
バーレーン
UAE
など、米軍基地がある国々が一斉に攻撃対象となった。
重要なのは、
「その国が攻撃したから」ではなく、「基地があるから攻撃された」という点だ。
この出来事は、アメリカだけでなく、
ロシアや中国といった大国にも衝撃を与えたと見られる。
● 大国が受けた“静かな衝撃”
飽和攻撃は、大国の巨大基地ほど弱点になる
高価な兵器より、安価なドローンが主役になりつつある
アメリカの防空網が突破されたという事実は、
ロシア・中国自身の脆弱性も示唆する
表向きはイランを称賛しつつも、
「大国だから安全」という神話が崩れた現実を、
各国は冷静に受け止めている。
2. 日本は“イラン型攻撃に最も弱い国”の一つ
日本は、
基地の集中
都市と軍事施設の密接
高価で少数の防空システム
ドローン対策の遅れ
という構造的弱点を抱えている。
特に呉は、
海自基地
造船所
港湾
住宅地
が密集する典型的な“軍民混在都市”。
攻撃用兵器を置けば、攻撃を呼び込む。
基地を増やせば、攻撃される理由が増える。
これは湾岸諸国の例が示した冷徹な現実だ。
3. 日鐵跡地をどう使うか──呉の未来を左右する選択
日鐵跡地を軍事利用すれば、
呉は“攻撃の出どころ”として認識され、
真っ先に叩くべき標的に格上げされる。
逆に、軍事利用を避ければ、
呉は“攻撃優先度の低い街”として、
市民の安全が高まる。
4. 時代に合わせた「新しい専守防衛」へ
● ① 安価で大量に整備できる“守りの武器”
対ドローン防空
電波妨害(ジャミング)
低空レーダー網
分散型防災・補給拠点
攻撃力ではなく、防御力の底上げが必要だ。
● ② 人間の安全保障
軍事だけでは市民は守れない。
災害対応力
エネルギー・食料の自律性
港湾物流の冗長化
海洋環境・気候変動対策
呉は豪雨災害の常襲地帯でもある。
“人を守る安全保障”こそ、呉に最も必要なものだ。
● ③ 自治体外交・市民外交
広島には、世界8,000都市以上が参加する平和首長会議がある。
国家が動けないときでも、
都市同士がつながり、
戦争を遠ざける力を持つ。
呉もその一員であり、“攻撃されにくい街”“対話できる街”へと進むことができる。
5. 呉の未来を、市民とともに選ぶ
呉は、
軍事の街にもなれるし、
防災・海洋・環境の街にもなれる。
しかし、
攻撃拠点になるか、
守る拠点になるかは、
市民の選択にかかっている。
日鐵跡地をどう使うかは、
単なる土地利用ではない。
呉の未来の安全保障そのものだ。
◆ 結び
“殴る力”ではなく、
“守る力”と“つながる力”で安全をつくる時代へ。
呉の子どもたちが、
ミサイルの影ではなく、
海と技術と未来の光の中で育つ街をつくるために。
市民とともに、
呉の未来を考え、選び、つくっていきたい。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男