さとう しゅういち ブログ
カープ5―3中日 森下、影を抱えながらも勝ち星をつかむ
2026/5/23
カープ5―3中日 森下、影を抱えながらも勝ち星をつかむ
名古屋の空気は、どこか重い。
パンテリンでの試合は、
カープにとって長年“鬼門”と呼ばれてきた場所だ。
そのマウンドに立つ森下の表情には、
まだ本来の輝きが戻っていない。
球は高く、決め球は甘く、
どこか噛み合わないまま試合が進んでいく。
それでも、崩れない。
ピリッとしないなりに、
粘り、耐え、踏ん張る。
森下の今日の投球は、
華やかさよりも“しがみつく強さ”が光った。
打線は、その背中を押した。
坂倉、モンテロ、そして中軸の一打。
苦手の大野雄大から奪った得点は、
数字以上に価値がある。
長年跳ね返されてきた左腕を攻略したことは、
チームにとって大きな一歩だ。
逆転勝ちでつかんだ森下の3勝目。
内容はまだ本調子とは言えない。
だが、こうした“悪いなりの勝ち”こそ、
投手にとっては復活への道しるべになる。
苦手の球場で、苦手の相手に勝つ。
その事実が、
今日の5―3をただの一勝以上のものにしている。
明日へつながる風が、
ようやく名古屋にも吹き始めた。
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さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男