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 第二次世界(欧州)大戦終結81年に思う ―広島から見た「民主主義の勝利」とその揺らぎ―

2026/5/7

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🌏 第二次世界(欧州)大戦終結81年に思う
―広島から見た「民主主義の勝利」とその揺らぎ―
5月7日。ナチス・ドイツが降伏し、欧州での第二次世界大戦が終わった日。 
「ファシズムに民主主義が勝った日」と言われる。 
だが、あれから81年。世界はその単純な構図を保てなくなっている。
ナチス・ドイツの被害者だった民族が建国したイスラエルが、 
いまガザでのジェノサイドやレバノンやイランへの先制攻撃を繰り返している。 
歴史の皮肉という言葉では済まされない現実だ。
一方、第二次大戦を契機に生まれた国際連合に関連する国際機関から、 
民主主義の守護者であったはずの米国自身が離脱を繰り返している。  最近ではNATO離脱も取り沙汰されている。
冷戦崩壊後の行き過ぎたグローバリズムへの反発が背景にあるが、 
そのグローバリズム批判を掲げて登場した米国大統領自身が、 
イラン攻撃やイスラエルへの甘い対応など、 
むしろ暴力的なグローバル介入を強めてしまった。
日本もまた、グローバリズム批判の流れの中で初の女性総理を誕生させたが、 
中国との関係はぎくしゃくしている。 
最近では村田被疑者による中国大使館侵入事件に対して、 
総理が沈黙を続けていることも波紋を呼んでいる。
そして忘れてはならないのは、 
第二次大戦で「反ファシズム」を掲げたソビエトもまた、 
実際には全体主義国家であり、 
バルト三国併合、ポーランド東部やルーマニア東部への侵略を行い、 
日本が降伏した後も戦闘を続けていたという事実だ。
米国もまた、原爆投下への批判が少ないことに図に乗り、 
ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争などで侵略を繰り返し、 
結局は敗退した。 
かつての「戦勝国」の権威は、いまや地に落ちている。
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☮ 広島の視点から
広島は、日清戦争から第二次世界大戦まで、 
戦争指揮の中心地であった歴史を持つ。 
日本自身の侵略責任に向き合うことは、 
この町に生きる者の義務でもある。
しかし同時に、 
米国による原爆投下の歴史的責任を曖昧にしてはならない。 
それを曖昧にすれば、核兵器の使用を正当化する前例を残し、 
他の核保有国の威嚇や軍拡のハードルを下げてしまう。
広島は、加害の記憶と被害の記憶の両方を背負う町だ。 
だからこそ、世界に向けてこう発信すべきだと思う。
> 広島を最初の被爆地に、 
> 長崎を最後の被爆地に。
それが、戦後81年を迎えた今、 
広島から世界に伝えるべき冷静なメッセージである。
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著者

さとう しゅういち

さとう しゅういち

選挙 広島県議会議員選挙 (2023/04/09) 2,673 票
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広島市安佐南区選挙区

肩書 介護福祉士・元広島県庁職員・広島瀬戸内新聞社主
党派・会派 無所属
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