2026/4/18
【映画2040の描いた未来を北海道でこそ実現を】
昨日4月17日には、ドキュメンタリー映画『2040 地球再生のビジョン』を鑑賞しました。
気候危機というテーマを扱いながらも、「すでにある解決策」に光を当て、未来への希望を描く作品です。先月の上映作品『女を修理する男』が戦争と性犯罪を扱った映画で見るのが辛かったが、今回の映画は元気をもらえたという声も聴かれました。
私も、特に、バングラデシュのオフグリッド型エネルギーの取り組みは、非常に印象的でした。さらに、この映画が提示しているのは単なる環境対策ではなく、社会の仕組みそのものの転換だということであり、北海道のこれからにも有用な内容でした。
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■ エネルギーを「地域で回す」という発想
映画に登場するオフグリッドの仕組みは、電気を遠くから送るのではなく、地域でつくり、地域で使うというものです。
これは単なる電力供給の話ではなく、
• 地域経済の循環
• 災害時のレジリエンス
• エネルギーの主権
といった、社会の土台そのものに関わるテーマです。
北海道のように広域で自然資源が豊富な地域にとっては、むしろ大きな可能性を持つ分野だと感じます。
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■ 地域公共交通も「分散」と「最適化」へ
映画では、エネルギーだけでなく、交通のあり方も変わりつつあることが描かれていました。
AIやデジタル技術を活用したオンデマンド交通やシェアリングは、
• 利用者のニーズに合わせた柔軟な運行
• 過疎地でも持続可能な移動手段
• コストの最適化
を可能にします。
北海道の課題である「広さ」と「人口減少」は、見方を変えれば、
こうした新しい交通モデルを実装するフィールドでもあります。
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■ 農業は「環境と共生する産業」へ
さらに、農業の分野でも大きな転換が示されていました。
土壌を再生し、生態系を活かしながら生産性を高める「リジェネラティブ(再生型)農業」。
これは単に環境に優しいというだけでなく、
• 長期的な生産力の向上
• 化学資材への依存低減
• 地域ブランド価値の向上
にもつながるものです。
北海道はすでに日本有数の農業地域ですが、
ここに「再生」という視点を加えることで、さらに世界に通用するモデルになる可能性があります。
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■ 海洋パーマカルチャーという新しい可能性
そして、非常に興味深かったのが「海洋パーマカルチャー」です。
海中に構造物を設置し、海藻などを育てながら、
• CO₂の吸収
• 海洋生態系の回復
• 新たな産業の創出
を同時に実現しようとする取り組みです。
四方を海に囲まれた日本、そして長い海岸線を持つ北海道にとって、大きな可能性ではないでしょうか。
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■ 北海道だからこそできる「地域循環モデル」
エネルギー、交通、農業、そして海。
映画『2040』が示したのは、これらを分断して考えるのではなく、つなげていく発想でした。
• 地域でエネルギーをつくる
• そのエネルギーで交通や産業を支える
• 農業や海洋で自然と共生しながら価値を生み出す
こうした「地域の中で回る仕組み」は、
北海道の特性と非常に相性が良いと感じます。
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■ 最後に
未来は、遠くにあるものではなく、
すでに各地で始まっています。
その流れをどう受け止め、どう地域に実装していくのか。
北海道だからこそできる選択肢が、確かにある。
そんなことを考えさせてくれる映画でした。
5月は一旦お休みしますが、6月から、また、再開予定です。

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