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円 より子 ブログ

子どもの貧困は女性問題

2024/9/26

 シングルマザーの貧困率は5割と異常に高い。彼女たちの9割近くが働いているにもかかわらずです。それは必死に働いても、その多くが非正規雇用で賃金が安いことが原因です。

45年前の1979年3月、私は港区表参道のビルで、ニコニコ離婚講座を開設しました。女性が結婚妊娠出産等で仕事をやめざるをえないこと、復職したくても正規雇用には戻れないこと、働き続けても男女の賃金格差昇進格差が著しいこと等を何とか是正したいと思っていて、離婚時にその現実に直面した女性たちと共に社会を変えたいと思ったからでした。

子育て中の柔軟な働き方ができれば、女性だけでなく男性も育児や家事をになうことができるし、家族で過ごせる時間も増えるのに、効率と成長のみを追求し、人権や個人の幸福を無視した雇用政策や社会のあり方に一考を促したかったのです。

 死別した母子家庭には母子年金があるのに、離別のシングルマザーには何の手当もない。 ようやく児童扶養手当ができたものの15歳まで。それを18歳に引きあげる運動に関わり、1993年に国会議員になるとすぐ18歳の高校3年の途中で打ち切られる子どもたちのために卒業の3月末まで受給を延ばしました。

 全国からうちの町でもニコニコ離婚講座をとの電話がありましたが、筆一本で娘を育てていてボランティアでやっている私にお金はなく、それでも全国の人向けに、相談員の研修をして無料の電話相談も開設。離婚後も仲間と情報交換をしたいという要請を受け、ハンド・イン・ハンドの会というネットワークも作りました。 そこでの3万人の声から見えてきたのは「勝手に離婚したり、未婚で子どもを産むような女性に支援は不要」という冷たい「自己責任論」でした。

 あれから何十年も経つのに、シングルマザーと子どもたちの貧困問題は解決していません。国会の中でも、「自己責任論」が勢いを持っているからです。 その奥には「結婚して子どもを産んで一人前。離婚なんてとんでもない」という家族観が未だに横たわっているようです。

 女性も男性も働きながら子育ても楽しめるという、そんな働き方のできる社会。そして男女だけでなく正規も非正規も賃金格差のない社会を実現したい―そんな思いで落選を繰り返しても私は活動を続けています。

 9月22日、「THE ONES LEFT BEHIND―取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境」(ライオーン・マカヴォイ監督)という映画を見、その後、短いパネルディスカッションで発言しました。https://www.youtube.com/watch?v=RpkIQK2zluc で公開しています。見て下さると嬉しいです。終了後、ノルウェー大使が話しかけて下さり、今度ゆっくり、両国の女性をとりまく状況について話すことにしました。

この映画は11月9日から15日の1週間限定で新宿K'sシネマ(東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F)で上映されます(https://onesleftbehind.com/indexjp.php)

 

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円 より子

円 より子

選挙 第51回衆議院議員選挙 2026年 (2026/02/08)
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肩書 前衆議院議員、元参議院議員3期17年、歴代女性唯一の財政金融委員長、NC防災担当大臣・財務大臣、民主党副代表、東京都連会長
党派・会派 無所属
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