2025/11/26
大分市の火災には胸が痛みます。170棟以上が延焼し、焼損範囲は約4万8,900㎡。2024年1月の能登半島地震の際の輪島朝市の大規模火災に匹敵するとか。輪島朝市の火災も無念でしたよね。地震、津波、噴火、河川の氾濫といった自然災害に加えて大火災の被害も大きい。今回も亡くなられた方がいましたが、高齢化率58%という中、犠牲者が少なかったのは、地域の日頃からのネットワークが良かったからだといいます。共助がいかに大事かということを証明したわけですが、「もうとてもここには住めない」との悲痛なつぶやきは現実になりそうで、何十年と住み続けた家や地域を離れなくてはならない人々の気持ちはいかほどかと辛くなります。
私はこれまでに引っ越しを20回以上という引っ越し魔。もちろん、親の転勤のせいもありましたけど、「飽きっぽくて新しもの好きだから引っ越し大好き」なんて笑っていたんです。ようやく今、もう引っ越しはしないと思うのは年のせいでしょうか(笑)。孫が来ても「ばあばの家は狭いねえ」といわれる。それもそのはず、1LDKで、リビングの床に布団を敷いてしか泊まってもらえない。そんな家ですが、ここに暮らして20年近く。これまでの人生でこんなに長く住んだところはありません。
いつも使うスーパーや本屋・花屋・郵便局・図書館・駅への道。毎日会う管理人や隣り近所の人達。そういったもの全てが馴染んだ風景になっていて、「死ぬまでここにいる」と決めています。
年齢を重ねると、自分では年を取ったと思いたくなくても確実に筋力も体力もエネルギーも落ちています。
まだまだやるべき仕事、挑戦したいことが数多くあるので、エネルギーと体力の配分を上手にするため、引っ越しに割くエネルギーは無いと判断しているのです。
「うそーっ、かっこいいこと言って、本当はおっくうになってきたんでしょ」と口の悪い友人。
ずばり当たりです。この年での引っ越しはおっくうそのもの。
だからこそ、大分の火災や全ての災害で家や地域のネットワークを無くした人達がどんなに大変かと心を痛めます。
もちろん若い人だって子どもだって辛いでしょう。でも高齢者はさらにきついだろうなと。若い時には想像はできても分からなかった思いです。
早い復旧と、できるだけ、同じ場所での復興を、国や自治体は進めてほしいですね。
前回はこちら
子どもの意見、気持ちって尊重されているでしょうか
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