2024/8/1
18年間共に暮らしたペチャが死んでもう10年近くになるだろうか。いつも、私の隣で寝ていたウランが事故で死んでから、悲しくて辛くて、それがまた猫を飼うことにしたのは、娘の反抗期が始まったからだ。あなたの娘の代わりではありませんよと、ペチャはツンとしている気位の高い子だったが、私が外出先から戻ると、玄関で必ず待ってくれていた。
今また、猫と暮らすかどうかと迷っている私だが、共和党の副大統領候補、バンス氏のかつてハリス副大統領に放った「子どものいない猫好き女性」発言が物議をかもしている。
この発言には猫好きな人も子どものいない人も、気分を害するだろうなぁ。
そもそも、なぜ結婚しないの、いつまで一人なの?とこれは男女ともに、責められ続けてきた言葉だ。そして、結婚すれば、子どもはまだ?と聞かれる。ようやく最近、そうした、人の人生に圧をかけるのは人権侵害だと理解されてきたけれど、日本の政府あげて、人口減少が問題だから、なんとか産み育てやすい社会をと血眼になっていると、それはそれで大事なことだけれど、子どものいない人、欲しくても産めない人、欲しくない人は、ちょっと複雑な気持ちもあるかもしれない。
そこに、侮蔑的な「子無し猫好き女性」発言である。
アメリカは中絶問題が大統領選の争点になる国。
女性のからだはままならない。
100%の避妊方法がない中、望まぬ妊娠もあれば、望んでも妊娠できないこともある。
バンス氏の発言は、そうした女性たちを傷つけるだけでなく、子どものいない男性をも見下すものだ。
夫婦別姓を選びたい人は子どもの幸せを考えていないなどという驚くような意見が出てきたりするのも、同じ穴のむじな。
法的婚姻をして子どもがいるのが当たり前という価値観を押し付けるのは日本もアメリカも同じらしい。
未婚で子どもを産む人にも、匿名出産する女性にも、養護施設の子どもたちにも配慮がいきとどくような政策をしっかりやってほしい。
そんな優しい国なら、子どもを産むのもいいかなと思えるかもしれないのに。
それにしても、アメリカの大統領選はどうなるか。
猫好きの私としては目が離せない。(笑)
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