2024/6/6
この6月分から電気代が上がるとか。猛暑になりそうな夏に向け、頭が痛いですね。物価高のせいで実質賃金は25ヵ月連続減。
アメリカとの金利差が縮まれば、円安が是正され、物価も電気代も少しは落ちつくと思うのですが、住宅ローンや教育ローンの金利があがるとこれまた困る人が出てきます。何より1,200兆円を超す国の借金の利子返済がどうなるか考えるだけでも恐ろしい。
選挙目当てに次から次へと、声の大きいところにお金をばらまいていはしないか。限られた財源を何にどう賢く使うか、私たち国民がしっかりとチェックしなければ。とはいうものの、やはり大口の企業献金をする業界の声が予算配分にも大きく影響するようです。
今週、女性のための政治スクールに講師で来てくださった成田憲彦さん。この方は細川護煕内閣で総理秘書官をつとめ、当時の「政治改革」を担った方ですが、企業献金が日本の資源配分をゆがめている一例を表にして示してくださいました。
道路密度の国際比較です。日本は世界の中でも断トツに高い!
それでいて、教育や家族への配分は小さいのはご承知の通りです。
今年もまた夏休みがやってきます。給食でやっとまともな栄養がとれている貧困家庭の子どもたちとその親たちはほとんどが賃上げにも無縁で、どう休みを乗り切るか戦々恐々としています。
私は長年、離別母子家庭の母と子の支援をしてきましたが、男の子3人の母親は、「毎日毎日、どうやって食べさせようか悩んでいる」と言っていました。
その母親たちが今、「老後の貧困」に直面しています。
子どもの貧困ももちろん大問題。でも光のあたらない老後の貧困にも目を向けたい。高齢者は裕福と思われてますが、格差は大きいのです。
離婚は人生の選択肢の一つですが、まだまだ世の中には「勝手に離婚したんだから、貧困におちいっても自業自得」という声が根強い。
彼女たち自身も、「離婚して迷惑をかけたから」と子どもと同居せず一人暮らしが多い。持家はなくアパート暮らし。年金は月3万くらい。だから80歳になってもからだを壊しても非正規労働者として働いている。
「老後のアンケート」をしたのですが、「死ぬまで働く」という人が圧倒的に多かった!
彼女たちは社会も恨まず、人生を後悔もしていません。ただ一様に言ったのは「結婚出産しても会社をやめなきゃよかったなとは時々思う」と。
女性が結婚すると肩たたきにあい、出産すればとても両立が難しかった。また夫の転勤もあった。
女性が仕事を続けるのは困難な時代でした。
さらに、続けたとしても男女の昇給昇進格差は大きかった。
細川内閣の文部大臣を務めた、プライベートでも親しかった赤松良子さんがこの2月に亡くなりました。
均等法の成立に尽力した方でした。
この均等法後、女性の雇用環境はかなり良くなりました。
でもまだまだ。それは未婚率の高まり、出生率の減少が鮮やかに示しています。
「老後の貧困」をなくせるような、子育てを楽しめるような、抜本的働き方改革と家族や教育への資源配分が必要です。
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