2023/10/26
金木犀のほのかな香りに、「ああ、秋だなあ」と思う今日この頃です。
臨時国会が始まりました。23日、月曜日は岸田総理が所信表明演説。「経済・経済」と叫びつつ「防衛力の抜本的強化」と「憲法改正」にも力を入れました。
ロシアがウクライナに侵攻して既に1年半以上が経過し、さらにこの10月7日、ハマスがイスラエルを襲撃したことで、ガザ地区へのイスラエルの報復攻撃が激化しています。
なぐられたらなぐり返す、武力には武力で対抗することは犠牲者を増やすばかり、別の解決方法はないのかと多くの人が心を痛めています。
でも我が国でも、北朝鮮や中国と台湾の問題もあり、先般の岸田総理の防衛力強化政策に世論調査では賛成が反対を上回りました。その防衛力強化のための増税には反対。訳がわからない。つまり、安全保障環境が激変しているのだから、我が国もしっかり防衛力を強化しておかないと大変なことになると思っている、いや思わせられているというわけでしょうか。
21日の土曜日、女性のための政治スクールの講師はエコノミストの浜矩子さんと憲法学者の小林節さん。
浜さんは「安全保障環境激変論に丸めこまれてはいけない」さらに「財源論に惑わされてもいけない」と言いました。「財源があるからといって軍拡路線は許されることではないのに、野党も財源しか問題にしていない」とも。
円安で物価高になっている経済や金融、子どもたちに負の遺産となる財政の話ではなく、安全保障や憲法の話になったのは、「あっちへフラフラ、こっちへフラフラ」の岸田政治への危機感が浜さんも強いのでしょうね。
小林節先生は、安倍さんが憲法96条改正をやりますといった時、それは「裏口入学」だと批判し、それを契機に反対世論が大きくなり、安倍さんがあきらめた。
その話を覚えている方も多いと思いますが、40年も自民党のブレーンだった小林先生だから、自民党の議員たちをよく知っているのだと思いますが、彼らは「憲法を使いこなす」と言うそうです。えっ、びっくりです。
憲法って、権力者を縛るもの、制御するものです。
99条を読んでないのかしら。
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」
これが99条です。それなのに、彼らは国民に憲法を守らせようとし、平気で使いこなすというそうです。
こういう人たちが作成した自民党改憲4項目をしっかり吟味してみると、必要最小限の自衛となっている現在の憲法解釈を「必要な自衛」に拡大する案が出されていて、それによって海外派兵が可能になり、つまりは戦争の危険が増大すると、小林先生は自民党の改憲に警鐘をならしています。
そして主権者である国民が関心と問題意識を失ったら、「自分たち権力者」に都合のいいことは何でも仕掛けてくるのが自民党だから注意を怠ってはならないとも話されました。
来月24日は防衛省を見学し、省内で制服組の人を講師におよびしているので、防衛力強化についてどう思っているかを実際に聞いてみたいと思っています。
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