2023/9/28
副大臣、政務官に一人も女性がいない。その報道を受けて、「5人の女性閣僚」も吹っとびました。20人中5人だって少ない。あとの15人の男性の閣僚のもとに、女性の副大臣や政務官を任命すれば、何とかどの省庁にも女性の声が活きる。そう思っていたのに、26人の副大臣、28人の政務官に一人も女性がいないとは!えっうそでしょと言いたくなりました。女性がいればいいというものではないことは、札幌法務局から人権侵犯と認定された杉田水脈衆議院議員を例にとるまでもありません。それでも、各省のトップ3役に1人は女性がいてほしいと思うのです。多様な声を政策に反映するための第1歩だからです。
そう思ってとにかく女性の政治参画を促そうと、1993年から「女性のための政治スクール」を続けてきました。
女性の政治参加が進むことは働く女性が増えること、男女の賃金格差がなくなること、男性の家事育児参加が進むこととセットだと思い、固定的性別役割分業にもとづく制度の撤廃にもとりくんできました。もちろん、世襲ではない、ふつうの人が政治を志す後押しも。
2010年に落選してからは、毎年のスクール生募集にも苦労し、「何も無理に続けなくても」との思いもよぎりました。
でも、来てくださる講師の方々の話は刺激的で面白いし、全国各地から集うスクール生たちとの交流も楽しく、あっというまに30年の月日が流れ、多くの地方自治体議員さん、国会議員が生まれました。
9月16日(土)、東京四ッ谷での30周年記念シンポジウムは前明石市長泉房穂さんと昭和女子大総長坂東眞理子さんを迎え、「人口減少危機を考える」として、泉さんの明石市の実践は大反響をよびました。
2部は中国製が多い中、すべてを日本でドローンを製作している金田賢哉さんの話や、世界のルール作り、日本の知的状況などについてのシンポで、これもまた、知的で楽しい時間で、もっと聞きたかったという声が多くありました。
おかげさまで、夕方からのパーティまでの長時間を120人もの方々がおつきあい下さり、盛会に終ってほっとしました。
そのパーティではスクール初代校長の加藤タキさんが、初代名誉校長で、タキさんのご母堂でもある故加藤シヅエさんの言葉を紹介してくれました。
落ちればただの人というのはおかしいとシヅエさんは言い、「一度政治を志した人は生涯政治家であるべき。一生やめられない責任がある」と。そうですよね。だから私もシヅエさんのように生涯政治家でいたいと思います。
前回はこちら
5人の女性閣僚と世襲
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