2023/8/17
ハワイ、マウイ島の山火事。死者がまだまだ増えそうで、ニュースを見るだけで辛いですね。
そして8月は戦争関係の特集が多く、これもまた見るのが苦しい。日本が植民地にした韓国朝鮮のBC級戦犯にされた人たち、シベリアやモンゴルに抑留され凍死餓死した人の中には台湾の人もいた。戦況悪化の中、中学生まで予科練に、志望とは名ばかりの動員をされ、そして広島では今の小学校高学年や中学生が建物疎開作業に従事していて原爆に被曝したこと、挙げれば切りがない悲惨な状況に目を背けたくなります。
それなのに、広島サミットのビジョンには、被曝者の言葉はなく、核禁止ではなく、核抑止しか書けなかった。
昨年末の防衛三文書改定で、我が国は反撃能力を保有し、防衛費を大幅に上げる方針を決めました。これは戦争準備モードに入ったということではないでしょうか。
原爆を落とされた広島出身の岸田総理が大軍拡を進めるなど思ってもいませんでした。
アメリカの言いなりになっていれば、政権は長引くかもしれない。でも、国民は再び塗炭の苦しみを味わうことになります。タモリが、いみじくも新しい戦前と言ったように。
「アベ政治を許さない」の幟を掲げて安倍政権に反対していたあの熱気はどこへ行ったのか。岸田政治にNOの動きは鈍すぎます。
今の物価高や猛暑のほうが大変で、政治になんか関心がないということでしょうか。
私たちの孫や将来世代が、戦争のない、核など使われない世界に暮らせるよう、そして熱暑や乾燥、大雨といった気候変動をなんとか小さくし、美しい地球に住み続けることができるよう、私たち大人は全員で必死に知恵をしぼる責任があります。
私の父は1943年10月、学徒出陣し、海軍の飛行機乗りとなりました。特攻で散ることもなく、生き残ってくれたからこそ、母と結婚し、私が生まれたのですが、大阪の浜寺に海水浴に行った時、その白砂青松の浜辺はGHQの家が建ち、私たち日本人は限られた狭い場所で芋の子を洗うようで、「なぜ、あそこでは泳げないの」と聞いた幼かった私に、父はむっとして、「戦争に負けたからだ」と言ったのをありありと覚えています。
戦後の復興に、身を削るように働きづめに働いた父は、膵臓がんで早死にしましたが、有為な若者たちが戦争によって、夢も未来も失ったことに対する怒りが、ずっと父にはあった気がします。
前回はこちら
異常な暑さ
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>円 より子 (マドカ ヨリコ)>新しい戦前なんかにさせない