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円 より子 ブログ

何かを選ぶことは何かを捨てること

2023/5/11

 大型連休も終わりました。まだステロイドを服用中で、感染率が高いこともあるし、人の多いところには行きたくなくて、ずっとうちで、資料整理に明け暮れていました。50年も働き続けていると、まあ、山のように資料があり、思わぬところから日記が出てきたりして。

 睡眠時間も削り、休日も取らず働きづめに働いていたなあと思うような日々の活動の中で、小学生だった娘はしょっちゅう発熱や腹痛を起こして学校を休んでいた記録が出てきました。えっ〜、こんなに体調を崩していたっけ。うーん、たいてい私が超多忙な時。さらに、私自身の体調も悪く、とても娘のことを気遣う余裕が無かったのかもと猛反省。

 皆さんは朝ドラのらんまん見ていますか。牧野富太郎博士の生涯をドラマ化したものですが、私が父の転勤で、香川県立高松高校から編入した東京都立大泉高校のすぐ近くに牧野記念庭園があり、よく遊びに行った懐かしい場所なんです。

 らんまんを見ていると、好きなものに出会えてこんなに夢中になれるなんて羨ましいと感じたり、主人公の姉が、どんなに酒造りに興味を持っても、女は穢れと言われ、酒蔵に入れなかったりしたことに、今もその名残りが山ほど残っているなあと思ったり(江戸時代以前は女が酒造りをしていたんですけどね)、らんまんにはまっているんです。また、松坂慶子演じる祖母の台詞がいいんです。

 主人公が店を継ぐか植物学の道に進むかと悩む時、「何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ」と言う。

 そう、これもあれもは無い。

 仕事も子どももと欲張っていいと思い、「子どもとキャリアどちらも欲しい」という本も書きました。そのために、女性と家族だけに子育てを押し付けるのではなく、社会全体で支えられるよう、働き方の改革、保育園の質量の充実、教育費の無償化、住宅政策の変換、未婚でも産める制度などさまざまな提言をしてきました。何より、男女格差をうむ固定的性別役割分業意識や、世帯単位で設計されている社会保障や税の制度や家族主義を変えるべきだと活動してきました。

 大学生から始めた取材執筆活動。31歳で開いたニコニコ離婚講座、無料の電話相談、離婚女性のネットワーク。そして、45歳からの政治活動と女性のための政治スクール。

 それらはすべて「変えたい」との強い思いが原動力でした。

 実現できていないことが多く、まだまだやり続けなければと思います。

 しかし、好きなことに全力を投入した分、娘だけではなく、家族にはずいぶん迷惑をかけてきたかもしれません。

 民主党の副代表や都連会長時代の参院選で、二人の候補を東京で勝たせなければならなかった時、妹はガンで入院中。病室に泊まりに来てと懇願されていたのに、宿泊準備をして訪れた日に妹は死去しました。

 妹の死、娘のたびたびの体調不良、母の脳梗塞。

 「何かを選ぶことは何かを捨てること」

 この言葉が身に染みます。

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著者

円 より子

円 より子

選挙 第51回衆議院議員選挙 2026年 (2026/02/08)
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東京17区 7,328 票

肩書 前衆議院議員、元参議院議員3期17年、歴代女性唯一の財政金融委員長、NC防災担当大臣・財務大臣、民主党副代表、東京都連会長
党派・会派 無所属
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