2023/4/27
統一地方選の後半戦。市議選では6,635人の当選者中女性は22%の1,457人。4年前の18.4%を上回りました。
私が女性のための政治スクールを開設したのは1993年。その2年後の1995年の第13回統一地方選の市議選では11,051人の当選者中、女性は825人で7.5%でしたから、この30年近くで、比率で言えば3倍近く増えたことになります。
同時に行われた衆参の補選では、世襲批判も政治とカネ問題も統一教会問題もなんのその、自民党が4勝1敗となりましたが、(もちろん、批判的な票もあったからこそ、楽勝ではなく辛勝だったのでしょうが)その5人の勝者のうち女性が2人も。困った時の女性頼みという形で利用されたとしても、どの党であれ、しっかりと力を発揮していけばいいのです。「男の世界」と言われる政治の世界で固定的な性別役割分業から解き放たれ、女性や子どもの人権を守り、働きやすく、子育てのしやすい社会、貧困や格差のない平和な世界をつくるために努力をすればいいのです。
そうした女性を見ることで、私も政治を変えたいという女性が増えるはずです。
今回の道府県区市議選等を見ていると無投票選挙区も多いし、議員のなり手がいないとも言われていますが、確実に新旧交代が進んできたとも思えました。
和歌山の演説会場で岸田総理に、爆発物を投げつけた容疑者は被選挙年齢を引き下げたいと考えていたと言われています。それを暴力で実現しようなどと言うのは決して許されることではなく、彼の行為は、逆に被選挙年齢引き下げを逆行させるのではと思わざるをえませんが、若者の声をもっと政治に反映させるためにも被選挙年齢の引き下げは必要だと思います。
そして子どもの頃からの政治教育も大切。
女性のための政治スクールでは、ベテランの現役議員が参加しているので、ディベートや立ち会い演説、そして講師への質問などを聞いていて、その先輩たちに触発されて、私も出馬しようと決めた人たちが大勢います。また、2コマの講義の終了後のお茶会や食事会で、議員同士の情報交換も有益で、「当選したからといって議員になれるものではない」と謙虚にスクールに通って勉強する人もかなりいます。さらには、落選してがっくりきているはずなのに、翌朝から投票してくれた人々向けにお礼の挨拶を駅頭で始めるだけでなく、政治スクールに申しこむ人も。こういう人は必らず次は当選しています。
ガッツがあるんです。それに何より、やりたいこと、実現したい政策があるから、一回の落選くらいであきらめたりしないんですね。
今回の統一地方選では、女性のための政治スクール生は63人出馬し、51人が当選しました。そのうち女性の出馬は53人、当選43人(勝率81%)、男性の出馬は10人、当選8人(勝率80%)でした。そう、「女性のための」と銘打っている政治スクールですが、1期からずっと男性の生徒もいるんです。選挙に必要と昔から言われる三バン(地盤・鞄・看板)がないのは女性も若者も男性も同じかもしれませんが、男女の平均賃金格差や、女性に家事・育児・介護負担が大幅にかたよっている現状を思うと、女性により出馬へのハンデがあるから「女性の」とつけたのです。何より、「男の世界」を変えたかったし。でも、男性だって志があってもなかなか政治に手を挙げるのは難しい。有給休暇を使って選挙ができたり、復職ができたり、供託金を下げるなど、公選法を速やかに変えて、将来を見すえる政策力、胆力がある人たちの参入で、さまざまな危機に直面しているこの国の未来を切り開きたいものです。
前回はこちら
危機の時代を生き抜く知恵を出して若者を支えよう
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