2023/3/16
3月11日、佐々木朗希投手はチェコ戦で66球を投げ勝利投手となりました。
陸前高田市に生まれた彼は12年前のあの日、父親を亡くしたそうです。
あの日、東北を襲った大震災は、東京千代田区一番町の私の事務所でも大きな揺れに棚から本が落ち、JRも地下鉄もとまった町をスタッフを連れて歩いて我が家に帰ったほど。
黒い津波の猛威に車も家も流されていくテレビの画面には目をおおいたくなりました。
そしてあの原発事故!
あれから12年。今も災害関連死という、あまりにも無機質な言葉でくくられて多くの人々が亡くなっています。
福島県富岡町に知人の案内で「女性のための政治スクール」の生徒たちと訪れたのですが、家の中は物が散乱したまま、ねずみのフンが散らばっていました。
聞けば原発事故のあの時、避難先を転々とさせられたらしく、聞いているだけでどっと疲れました。
あの時、老人ホームに入所していた人や、病院や自宅で療養中だった人々は、転々と避難させられることで、体力は大きく消耗し、ストレスは高まり、命を縮めたのではないでしょうか。
実は、年を重ねようが、極力階段を使い、毎日体操をし、私は元気だ、年より若いとうぬぼれていたんです。それが昨年、思いもかけず、原因不明の自己免疫細胞の暴走とやらの病いで入院。体重は7キロ減り、体力も筋力も衰え、自転車が通っただけでその風でふらっとなるし、近くのスーパーにも行けない状況でした。退院から半年。リハビリを頑張ったおかげか体重も筋力も戻り、また階段を駆けおりていますが、体力が弱っている時に、災害にあい、居場所を転々としなければならないことがどれほど辛いか、頭ではなく、肌身で感じられるようになりました。
昨年末、まだ私自身の体力も戻らず薬漬けの中、母を亡くしたのですが、枯れるような大往生で、コロナ渦ではありましたが、入所していた施設で充分な看取りもできました。
それが、地震や津波で突然愛する人を亡くすなんてどれほど辛いか。さらに、やっと命をとりとめたのに、その時の苦労のせいで命を縮めてしまう。やるせないですよね。
災害はいつ来るかわかりません。でもそれを人災にしないために、政治もそして個人も災害を大きくしないよう、そして命を守る方法を日常的に準備しておくべきですね。
女性初の参院議長だった扇千景さんが亡くなられました。1996年に私が夫婦別姓の議員立法を出す時は猛反対されましたが、でも仲良しで、一緒に台湾にも行きました。同じく台湾に一緒に行った浜四津敏子さんが2年前に死去されていた報道にはびっくり。ケータイに何度も電話して返事が無いのでおかしいなと思っていましたが。お二人のご冥福をお祈りします。
前回はこちら
夫の子育て時間が多いと女性は子供を産む
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