2022/11/24
スーパーなどのレジ係。レストランのコック。受付係。ホテルのフロント係。ウェイター・ウェイトレス。セールスマン。ツアーガイド。タクシー・バスの運転手…etc.
さて、みなさん、ここに掲げた職種は、今後消滅する可能性の高い職業としてあげられているものです。
とはいっても機械によって技術的に代替可能になるというだけで実際に消滅するとは限りません。
たとえばスーパーでもセルフレジが登場していますが、導入コストが高くて経営者が導入しないこともあるし、客の側がセルフレジを使いこなせず有人レジを選ぶこともあるからです。
上にあげたのは主に肉体労働ですが、これから事務職、特に銀行業は大失業時代に入るといわれています。決済業務や書類作成などが急速に人手ではなくITによって行われるようになっていて、私の住む地域でも銀行店舗は減っています。なぜ銀行などの金融業がIT化AI化されて雇用が減るのかというと、主に数値を扱っている業務だからで、言葉と違って、数値は人間よりもコンピュータのほうが得意だということらしいんですね。
さて、アメリカでは中間選挙が終りました。中絶の権利に反対する共和党の躍進を阻止したいとの女性たちの思いが功を奏したわけでもないでしょうが、共和党の赤い大波はおきませんでした。
それにしても、アメリカでは中間層が崩壊しつつあるのは事実で、それがトランプ大統領を生んだと言われています。トランプ大統領とその支持者たちは移民が仕事を奪っていると言ってましたよね。ところが、どうも真の敵は移民ではなく、AIらしいんです。
1810年代、織物織機を手織り職人たちが打ちこわす運動がおきました。仕事を奪われたからです。でも織機によって織物の供給と需要が伸び、新たな雇用も生まれた。AIがどんどん賢くなって発達する社会で、私たちの雇用、いえ、社会や生き方はどうなっていくのでしょうか。
狩猟採集社会では集団の争いはほとんどなかったのに、農耕社会になって戦争・飢餓・疫病・長時間労働など多くの苦痛がもたらされたことは多くの識者が書いています。アメリカのナイトクラブで銃を乱射した犯人は、ウクライナからの帰還兵だったようです。許せる犯行ではありませんが彼もまた被害者かも。
機械が発達し便利になることが、本当に人々を幸福にするのか。うーん、難しすぎる問題ですね。
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