2025/1/21
「今年の漢字」、昨年は「金」でした。私は「壁」も候補のひとつかななんて思っていたんですが。だって、私たちのまわりにある「壁」がけっこう話題になりましたもの。
103万、106万、130万円。年収の壁に社会保険の壁。税や社会保険料に大きな関心が集まりました。
「壁」といえば、私たち女性にとっては「年齢」の壁もかつては大きかった。今の20代30代の人は「25日のクリスマスケーキ」なんて言葉は「?」っていう感じでしょうが、25歳になると「売れ残り」といわれて、3高(高身長・高学歴・高収入)の、つまり条件の良い結婚相手は見つからないと言われ、早く結婚しろとせかされたのです。女にとって結婚しないと幸福な人生は保証されないみたいな時代でした。
あの頃から半世紀。社会は変ったでしょうか。
非正規雇用は女性に多いし、男女の賃金格差も昇進格差も依然としてあります。育児・家事・介護はほとんどを女性が担っていて、そうした職業の保育職、家政職、介護職の給与も格段に低い。
政治の世界に女性が少ないのも家事も育児も人任せで仕事だけに専念できる「強い人」つまりほとんど男性だけが政治家として生き残れるからといわれています。「家事育児」「ケア」の壁が歴然としてあるのです。
年齢は「結婚」の時だけではありません。
成人年齢が20歳から18歳になった。投票もできる。でも被選挙権は25歳と30歳。年齢は性別や出身地などと同じ属性のひとつにすぎず、若いからといって政治家としての能力が劣ることなどありえないと思います。
60歳で誰でも定年になるというのも問題です。この年齢の壁も、再考すべきではないでしょうか。
「18歳の壁」をなんとかしてと投稿した女性もいました。障害児が下校後に利用できる放課後デイサービスなど多くの支援が18歳になると切れてしまい、フルタイムで働けなくなるケースが多いというのです。
日本では多くの制度が、女性は家にいて、ケア役割ができることを前提にして作られていますが、今や、共働き家庭は片働き家庭の2.5倍になっています。もちろん本人が病気だったり、ケアしなければいけない人を抱えていたりする人たちへの支援を考慮する必要がありますが、女性も働き、誰もが税も社会保険料も払うという生き方を前提にして、「壁」をなくす制度設計をしていく時が来ているのではないでしょうか。
前回はこちら
巳年は脱皮の年?
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