2026/7/29
令和8年度山形県文化財保護協会総会と第39回文化財保護川崎浩良(こうりょう)賞授賞式に参加しました。
川崎浩良賞は、文化財を守っている団体を顕彰する制度で、第1回斎藤茂吉文化賞を受賞した川崎浩良氏(郷土史家)がその際の賞金と募金を運用して作った賞です。
今年の川崎浩良賞は、飯豊町の椿念仏踊り保存会と尾花沢市の雅楽保存会の2団体。
飯豊町の椿念仏踊りは、椿の大福寺境内で奉納している踊りで、歴史は古く、1720年(享保5年)の江戸時代から続けられている歴史ある踊りとのこと。この大福寺、実は梅津のご先祖様が創建をした寺と母(梅津)から聞いていたのでした。
その寺に奉納されている踊りが高齢化の中で継承者が少なくなる中でも小学生などの力を借りながら、なんとか守って続いてきているという小松会長の話を聞き、涙の出る思いでした。
一方で、尾花沢の雅楽保存会。尾花沢に雅楽があると知らず、そのことを渡会会長にお伝えしたところ、「なかなか知られていなかったのだが、それではだめだと各所で演奏を行うようにしてきているのだ」そうです。
県内でなかなか知られていない有形、無形文化財を守っている方々がいるということを、この賞を通じて知ることができることは、本当に意義あることだと思います。ご受賞本当におめでとうございます。
文化財保護協会では、文化財をつないでいくために、史料が失われていくのをいかに保護するのかや史料の分析、そしてそれを書き残して伝えていく、そうした視点から活動を行っていただいています。人材の育成も重要です。
山形の大名だった最上義光(もがみよしあき)について、最近NHK大河ドラマへ取り上げて欲しいと盛り上がげる運動があるようですが、最上義光についても、これまで様々な観点から分析され、書き残されてきたところであり、それらを今年度は一つにまとめるという事業を実施したいと伊藤清郎会長が表明しました。
最上義光を世の中の多くの皆さんに知って欲しいという運動論も大事で意義あることだとは思いますが、それはそれとして、地道にこうした多面的な側面から分析を行い、議論を戦わせ、その史料を維持し、書き残し、伝えていくことも、地味ではあるがとてもとても大事なことなのではないかと私は思います。
この史料の維持や歴史の編纂作業の重要性については、先の商工労働観光常任委員会でも質疑で取り上げさせていただいたところですが、引き続き、山形という地域の成り立ちをこれからも伝えつないでいくためにも、しっかり行政が協会が行う取り組みをサポートできるよう、サポートしていただけるよう、状況を伝え、提言をしていきたいと思います。




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