2024/7/28
武雄アジア大学(仮称、構想中)のウェブサイトにQ&Aがようやくお目見え/内容うすい/懸念や不安に対する的確な「答え」がほしい。
「血税19億円を投入して韓国エンタメを学ぶ武雄アジア大学を、佐賀県武雄市が誘致支援している件」で、同大学の設置当事者・学校法人旭学園が公式ウェブサイト上に「よくある質問」を公開しました。
https://www.asahigakuen.ac.jp/tau/faq/incl_faq.php#FUND
地元に懸念や不安がまだまだにあることを認めた旭学園による対応として、今後内容が充実していくことに期待したいところですが、残念ながら現段階では内容がひどい。
まず、誰に対して「答え」を伝えようとしているのかが、判然としない。
本来FAQの対象となるメーンは「受験生となり得る高校生」と「大学の設置運営に血税を支出する地元住民」となるのですが、質問項目の設定が甘い。
まず、高校生が知りたいのは、過日の佐賀新聞の記事にもあったように「なんで韓国エンタメを学ぶような学部設定なのか?」「それがキャリア形成にどう役立つのか?」「4年間学ぶとどんな能力が身につくのか」といった部分ですが、そういった設問の設定がそもそも無い。誰目線で作ったのか、甚だ疑問。
次に、地元住民の懸念や不安に対して「答え」を伝えるにしても内容が薄過ぎる。
まず「なぜ四年制大学の新設なのか」「なぜ武雄なのか」「なぜ公的な財政支援が必要なのか」「なぜ財政支援の額が19億円と高額なのか」「『寄付がなくても運営できる体制である』と内田理事長と今村・佐賀女子短大学長が再三表明している財政計画の詳細」「19億円にものぼる財政支援に見合った効果があるのか(これは市の見解ではなく学校法人の見解として)」など基本の部分を説明すべきだが、そこにはまったく触れていない。
さらに、大事な部分である「文科省に認可されるか?」という設問は設定されているが、回答が意味不明。「認可をいただけるよう万全を期して取り組みます。」つまり、「認可されるように頑張る」ということなのですが、それは設置主体の学校法人であれば当たり前のこと。
本当に回答すべきは、「高校生たちのニーズを汲み取って、こういった対応をしている」「地元及び周辺地域の高校生向けのアンケート結果から進学希望はこれだけの数集まった」「卒業後の受け皿となる企業はこれだけ確保できた」などエビデンスに基づいた設置準備の進捗状況。それを明らかにできないのであれば、財政支援の意義や必要性の判断はできない。
何度も書いていますが、そういった大事な部分を明らかにできない、というのであれば、財政支援なしでやってください。
内田理事長も今村・佐賀女子短大学長も「大学設置は補助金ありきではない、寄付がなくても運営できる体制を整えている」と何度も何度も市民の前で話していますので、その通りにどうぞ。
さらに他の設問も、回答がずさん。
Q、少子化の時代に学生が集まるの?
→高校生向けアンケートなどから根拠に基づいた説明を。
Q、留学生が来ると、治安が悪くなるのでは?
→もともとは「地元の若者を地域内で定着させたい、だから人口減少対策として19億円の血税を使って支援する」と武雄市の小松市長は説明していた。留学生を一定数入れること自体が政策目的からもズレている。そのズレを理解せずに設問に入れていること自体が不可解。
Q、武雄アジア大学(仮称)は市民にとってどんなメリットがあるの?
→19億円かけて「図書館やカフェテリアが利用できます」は子どもだましのレベルの回答。それなら大学じゃなくて、「新・武雄市図書館」作った方が早いですよ。「防災拠点」という話は、誰がいつ、どこでそんな話を始めたのでしょうか。それを書くのであれば、経緯や具体的な内容についてさらに説明すべき。
旭学園内部で、武雄アジア大学構想をしっかり詰め切っていないことがよくわかります。
武雄市もこのような状況をなぜ放置しているのでしょうか。
19億円も血税突っ込むわけですから、武雄市も学校法人にしっかりコミットしてもっときちんとした回答を作らせるべき。
ところが、市役所幹部の間では「あとは学校法人が頑張ることですからねえ、、、」とすっかり他人事のような空気が蔓延しているとの情報も。
武雄市は、武雄アジア大学をつくる気があるのか、ないのか、どっちなのでしょうか。
どなたか、わかる方いたら教えてください。
#武雄アジア大学

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